Strategy One
ファクト: ビジネス データの構成要素
ファクトは、データ ソースからの数値的で測定可能なデータ値を Strategy レポート環境に関連付けます。ファクトは一般的に、ユーザーがレポートしたいビジネスの質問に対する答えを表します。アナリストはファクトを集計して、 Strategy レポートに表示されるメトリックを作成します。ファクトはデータ ソース内の物理列を指し、メトリックはそれらの列に対して集計を実行します。メトリック値は、アナリストのビジネスの質問に対する答えです。
ファクトとは?
Strategy 環境では、ファクトはユーザーによって作成され、ユーザー間で共有されるスキーマ オブジェクトです。作成したファクトにより、ユーザーはデータ ウェアハウスに格納されたデータにアクセスできます。ファクトは、ユーザーが Strategy で作成できる分析とレポートの大部分で使用されるメトリックの基礎を形成します。
ファクトと属性は、プロジェクトを定義するために必要です。 Strategy プロジェクトでは、ファクトは数値データであり、属性はファクトのコンテキスト データです。たとえば、1 月の特定の地域での売上高を分析するとします。この場合、Revenue メトリックは Sales ファクトを表し、Region と Month は属性を表します。プロジェクト デザイナーは、ファクトと属性を含むプロジェクトを作成します。その後、ユーザーはこれらのファクトと属性をメトリックとレポートの構成要素として使用できます。
ファクトは、ファクト テーブル内のデータ ソースに格納されます。これらのファクト テーブルは、さまざまな列で構成されます。列内の各セルは、特定の情報を表します。レポートのためにファクト情報が要求されると、その列にアクセスして必要なデータが取得されます。このデータは、ビジネス測定であるメトリック(利益など)を作成するために使用されます。
ファクトは、以下に示すように、データ ウェアハウス内のテーブル内の物理列に基づいています。
属性などの他のスキーマ オブジェクトと同様に、ファクトは物理列とテーブルに対応する論理的な Strategy オブジェクトです。属性とは異なり、ファクトはデータを記述しません。ファクトは、特定のファクト レベルで格納される実際のデータ値です。ファクト エントリ レベルは、ファクトが格納される最低レベルの属性セットです。
ファクトの作成
ファクトの作成はプロジェクトの初期作成における主要なステップですが、プロジェクトのライフサイクル全体を通じてファクトを変更および作成することがしばしば必要になる場合があります。手順については、ファクトの作成と編集 を参照してください。
ファクトに関する概念的な情報、およびいくつかの高度なファクト設計技術と手順については、以下を参照してください。
