MicroStrategy ONE

メトリックの概要

メトリックは、ビジネス上の測定および重要業績評価の指標を表します。実際的には、メトリックはデータベースに保存されたデータに対して実行される計算であり、その結果はレポートに表示されます。メトリックは、スプレッドシート ソフトウェアにおける式に似ています。たとえば、南東部での売上を示すレポートでは、"売上" がメトリックです。

メトリック計算では、情報を単純なレベルで示すだけではなく、販売傾向、成長パターン、合計に対する割合、利益分析の表示など、複雑な分析レベルで示すこともできます。「第 4 四半期の東部地区での売上はいくらか」、「過去 3 年間に 5000 ドルを超えるボーナスを受け取った社員は何人か」などの質問には、メトリックの作成によって簡単に回答できます。

特に、メトリックは、データ ソースに保存されたデータに対して実行される分析的計算を定義します。メトリックは、データ ソースのファクトと、それらのファクトに対して実行される数学演算で構成されます。その結果、意味のあるビジネス分析を結果に対して実行できます。レポート、ドキュメント、またはダッシュボードのメトリックは、分析計算に使用する値のリストを表示します。例えば、以下に示すレポートには、コスト、利益、売上のメトリックと、カテゴリごとに表示される値が含まれます。

既定の関数を使用してメトリックをすぐに作成する手順については、スタンドアロン メトリックを作成、メトリック関数エディターを使用して、プロセスをガイドします。を使用メトリック式エディターメトリック式を直接入力するか、複数のメトリックを組み合わせた、またはカスタム式を含むメトリックを作成するなどの作業が必要です。

レポートだけでなく、ダッシュボードおよびドキュメント上でメトリックを使用できます。フィルターとプロンプトを作成するときにもメトリックを使用します。

メトリックの概要および基本的な例については、『基本レポーティング ヘルプ』「クエリ オブジェクトおよびクエリの作成 (デザイナー向け)」 の章を参照してください。レベル、条件、トランスフォーメーション メトリックを中心とした、メトリック全般の高度な概念の情報については、例を含め、高度なレポートのヘルプ。メトリックに使用可能な関数の説明は、『関数リファレンス』を参照してください。

スタンドアロン 対 派生メトリック

作成できます:

  • スタンドアロン メトリックは、複数のレポートおよびダッシュボードに配置できます。これらのレポートは、複数のダッシュボードおよびドキュメント上のデータセットとして使用できますスタンドアロン メトリックを使用して、フィルターとプロンプトを作成することもできます。メトリックを再利用すると、定義と形式の一貫性が確保され、時間を節約できます。

  • レポート、ダッシュボードおよびドキュメント内の派生メトリック。これらは、レポート、ダッシュボード、またはドキュメントで利用可能なオブジェクトのみを使用して作成されます。レポート、ドキュメント、ダッシュボード内に保存されるため、それ以外では使用できません。参照:

関数エディターまたは式エディター モードのいずれかのメトリック エディターを使用して、スタンドアロン メトリックと派生メトリックの両方を作成します。

同じ計算を実行する複数メトリックの作成

複数のメトリックを作成し、各メトリックが式の一部として同じ基本計算を使用している場合、計算を実行する基本メトリックを作成することによって時間を節約することができます。その後、同じ計算を複数回入力する代わりに、基本メトリックに基づいて追加のメトリックを定義できます。

たとえば、"利益" メトリックと "利幅" メトリックを作成したいとします。売上メトリックを作成すれば、 Price x Quantity。利益メトリックを以下のように定義できます Revenue - Cost利益マージン メトリックを Profit/Revenue。後に、"売上" の計算方法を変更する場合は、"売上" メトリックを変更できます。"利益" および "利幅" を含む、"売上" メトリックを使用して定義したすべてのメトリックが更新され変更が反映されます。

他のメトリックの作成に使用する手順と同様の手順を使用して基本となるメトリックを作成できます。基本となるメトリックを使用してメトリックを作成するときに、メトリックの式の一部として基本となるメトリックを入力します。メトリックの作成手順については、スタンドアロン メトリックを作成

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