MicroStrategy ONE

コンテンツのキャッシュの監視

MicroStrategy 2021 Update 9 から、本機能はすぐに利用できます。

MicroStrategy 2021 Update 7 の 10 月の月次リリース以降、コンテンツ キャッシュを監視する機能がプレビュー機能としてリリースされました。MicroStrategyのコンテンツ キャッシュは、ユーザー実行によって作成され、レポート、ドキュメント、ダッシュボード用の事前計算および事前処理されたデータ結果です。コンテンツ キャッシュは、MicroStrategy の Intelligence サーバー メモリ ディスクに保存され、ウェアハウスに対してレポートやダッシュボードを再実行する代わりにデータをすぐに取得することができます。キャッシュ機能は、データベースへの需要を削減して MicroStrategy のレポート作成の実行速度を向上させるために管理者が利用できる有益な機能です。ただし、キャッシュが作成されて以降、実行はデータ ソースに対して行われていないため、キャッシュされたデータは常に最新であるとは限りません。

コンテンツ キャッシュの作成には、キャッシュ更新購読とユーザーによる手動実行があります。

レポート キャッシュは、MicroStrategy ソフトウェア内に保存されるデータであり、データ ソースから最後に要求されてレポートに表示された情報を保持します。キャッシュは、レポートが初めて実行されてデータベースに対して最新データを集める要求が発行されたときに作成されます。その後、レポートの結果が MicroStrategy でキャッシュ (つまり保存) されます。一般的に、頻繁に要求されるレポートはキャッシュされますが、レポートがキャッシュされていると、同じレポートに対するその後の要求でデータがより速く返されるためです。キャッシュされたレポートはデータ ソースに対する実行が不要になるため、実行時間は短くて済みます。キャッシュにはデータ ソースからの結果が保存されており、同じデータを必要とする新しいジョブ要求で使用できます。

レポートを実行する前にレポート キャッシュを削除することによって、レポートの新しいデータを取得できます。レポートのキャッシュが削除されると、レポートが強制的にデータ ソースに対して再実行されるため、データ ソースから最新のデータが返されます。レポート キャッシュを削除するには管理権限が必要です。

ドキュメント キャッシュは実行済みドキュメントのキャッシュ データです。ドキュメントが再度実行されると、システムは、ウェアハウスに対して SQL を実行してデータをレンダリングするのではなく、キャッシュにアクセスしてデータを表示します。ドキュメントのキャッシュを有効にすると、ドキュメントを初めて実行するときにキャッシュを生成できます。その後、同じモードでドキュメントを実行した場合は、キャッシュが使用される。ドキュメント キャッシュを無効にすると、ドキュメントを実行するたびにドキュメント クエリがデータ ウェアハウスに送信されます。

A ダッシュボード キャッシュはすでに実行されたダッシュボードのキャッシュ データです。ダッシュボードがデータ ソースに対して初めて実行されると、キャッシュが生成されます。ダッシュボードのそれ以外の実行においては、キャッシュ データはキャッシュ データから取得されるとすぐに描画されます。

他のキャッシュは、Workstation で導入されたキャッシュで、 MicroStrategy Libraryのダッシュボード用のデータセットとして実行されたレポートとドキュメントのキャッシュを表示します。

  1. Workstation ウィンドウを開きます。

  2. ナビゲーション ペインの [管理][モニター] をクリックします。

  3. 左ペインの [キャッシュ] をクリックします。

  4. [コンテンツ] をクリックします。

  5. キャッシュを右クリックして、詳細の表示、メモリへのロード/アンロード、または更新、無効化、ダウンロード、削除を実行します。