購読配信方法の管理

配信デバイスは、MicroStrategy Distribution Services を使用してコンテンツを配信するように登録したユーザーにレポート、ドキュメント、またはダッシュボードを送信するための送信プロセスの形式を指定します。

詳しくは、以下の動画をご覧ください。

たとえば、レポートをメールで送信し、受信者が Microsoft Outlook などのメールクライアントを使用している場合、Outlook での作業に適した設定が行われた Microsoft Outlook メールの配信方法を作成することができます。レポートをネットワーク上のコンピューターのファイルの場所に送信する必要がある場合、ネットワークファイルの場所を指定するファイルデバイスを作成することができます。レポートをネットワーク上のプリンターに送信する場合は、ネットワークプリンターの場所とプリンタープロパティを指定するプリンターデバイスを作成することができます。

Workstation では、以下のタイプの配信方法を作成することができます。

メール電子メールデバイスは、ユーザーが購読しているレポート、ドキュメント、またはダッシュボード、あるいは他のユーザーや管理者がユーザーのために購読しているレポート、ドキュメント、またはダッシュボードを含む電子メールを自動的に送信します。メールでファイルを配信するために、特定のプロパティと設定の組み合わせが必要な場合は、必ず新規メールデバイスを作成します。また、メールの配信方法によって送信されるメールには、メールのエンコードタイプやメールがサポートする添付ファイルのタイプなど、さまざまな MIME オプションを指定することができます。
ファイルファイルデバイスは、レポート、ドキュメント、またはダッシュボードをファイル形式で、ネットワーク上のコンピューターのフォルダーなどの保存場所に自動的に送信できます。ユーザーは、レポート、ドキュメント、またはダッシュボードをサブスクライブします。これにより、サブスクリプションで送信が要求されたときに、ファイルデバイスがサブスクライブされたコンテンツを指定された場所に送信するようにトリガーされます。ファイルデバイスがファイルを配信できるよう、ネットワークファイルの場所およびファイルプロパティを指定することができます。
印刷印刷デバイスは、レポート、ドキュメント、またはダッシュボードを指定されたネットワークプリンターに送信し、そこでコンテンツが自動的に印刷されます。プリンターにファイルを配信するために、特定のプロパティと設定が必要となる場合は、必ず新規印刷デバイスを作成します。新規印刷デバイスを作成するか、MicroStrategy で提供されるデフォルト印刷デバイスの新規プリンタープロパティを定義するか、デフォルトプリンター設定が指定されているデフォルトデバイスを使用することができます。
FTP FTP デバイスは、レポート、ドキュメント、またはダッシュボードをファイル形式で FTP サーバー上の場所に自動的に送信します。コンテンツをサブスクライブしたユーザーは、サブスクリプションが送信されると、FTP デバイスがサブスクライブしたレポート、ドキュメント、またはダッシュボードを指定された場所に送信するようにトリガーします。
携帯 iPhone または iPad 配信デバイスは、レポート、ドキュメント、またはダッシュボードのリアルタイム更新をユーザーの iPhone または iPad に自動的にプッシュするために使用されます。これらの購読は、MicroStrategy Mobile または MicroStrategy Library を持っている場合に利用できます。この iPhone や iPad の配信方法により、コンテンツを購読しているユーザーに対して、購読コンテンツがユーザーのデバイスに送信されます。

ファイルの配信方法に対して、特定のプロパティと設定が必要となる場合は、新しい配信方法を作成します。新しい配信方法は 2 つの方法で作成できます。完全に新しい配信方法を作成し、配信方法の補足情報をすべて手動で入力するか、または既存の配信方法を複製し、新しい配信方法に最適となる補足情報を編集します。デバイスエディターを使用して、デバイスを作成および構成することができます。