MDX Non Empty Optimization (MDX: non empty 最適化)

[MDX Non Empty Optimization] VLDB プロパティは、いくつかの異なる階層 (ディメンション) からのアトリビュートが同一の MDX キューブ レポートに含まれている場合に、non empty キーワードを使用して、MDX キューブ ソースからの NULL 値を無視する方法を指定します。

以下の設定から選択できます。

• 空でない最適化なし (デフォルト): データのクロス結合中に空でないキーワードは含まれません。このオプションを選択することによって、すべての NULL データが MDX キューブ レポートに含まれます。すべての NULL データを含むと、必要なクロス結合を行うために、より多くのシステム リソースが要求される可能性があります。
• 空でない最適化、デフォルトの測定を使用 : MDX キューブ ソース内の既定のメジャーに基づいて、必要なクロス結合に空でないキーワードが追加されます。MDX キューブ レポートで、MDX キューブ ソース内のデフォルト測定にデータがある行にのみ、データが表示されます。
• 空でない最適化、テンプレートの最初のメジャーを使用 : MDX キューブ レポートで使用される最初のメトリックに基づいて、空でないキーワードが、必要なクロス結合に追加されます。MDX キューブ レポートで、MDX キューブ レポートで使用された最初のメトリックにデータがある行にのみ、データが表示されます。たとえば、"売上" メトリックおよび "利益" メトリックが MDX キューブ レポート上にあり、"売上" が最初の列 (最も左の列) にある場合は、"売上" メトリックに基づいて、non empty キーワードを追加します。このシナリオでは、依然として、"利益" メトリックに対して NULL または空のデータが返される可能性があります。
• 空でない最適化、テンプレート上のすべてのメジャーを使用 : MDX キューブ レポートで使用されるすべてのメトリックに基づいて、必要なクロス結合に空でないキーワードが追加されます。MDX キューブ レポートで、MDX キューブ レポートで使用されたメトリックの 1 つ以上にデータが存在する行にのみ、データが表示されます。たとえば、"売上" メトリックおよび "利益" メトリックが MDX キューブ レポート上にあり、そのレポートに以下のデータが含まれているとします。

年	カテゴリ	売上	利益
2024	書籍	$1,000,000	300,000ドル
	電子機器	2,500,000ドル
	映画		500,000ドル
	音楽

このオプションを選択することにより、MDX キューブ レポート上に以下のデータが返されます。

年	カテゴリ	売上	利益
2024	書籍	$1,000,000	300,000ドル
	電子機器	2,500,000ドル
	映画		500,000ドル

音楽の行は、すべてのメトリックの値が NULL なので表示されません。