MicroStrategy ONE

データセットをまたがる結合

データセット間の結合VLDBプロパティは、ダッシュボードの異なるデータセットからの関連のない属性が結合された場合に、メトリックの値がどのように計算されるかを決定します。または文書メトリックに含まれています。たとえば、次のデータを含む 2 つの個別のデータセットを持つダッシュボードを考えてみましょう。

データセットは、ダッシュボード内のシンプルなグリッド視覚化として以下に表示されます。

一方のデータセットには [地域] アトリビュートがありますが、もう一方には [カテゴリー] しかありません。[地域] アトリビュートには、[カテゴリー] アトリビュートとの直接の関係もありませんが、一方のデータセットの [カテゴリー] に含まれています。

このダッシュボードでは、地域と売上を含む新しいグリッド視覚化を作成することを選択します。同じデータセットにはないので、異なるデータセットから取ったデータを組み合わせる必要があります。デフォルトでは、無関係なアトリビュートである [カテゴリー] と [地域] のデータは結合しないので、次のようなデータが表示されます。

[売り上げ] データはどちらの [地域] でも「$260」と表示されます。実際には、これは全地域の総売り上げです。しかし多くの場合、売り上げは地域ごとの数字を表示しなければなりません。これは、無関係なアトリビュートである [カテゴリー] と [地域] のデータを結合することで実現できます。

売り上げ額は、北部が $185 (書籍と電化製品の売り上げを足した値)、南部が $85 (映画の売り上げの値) になります。

以下の各設定によって、結合動作が定義されます。

  • 無関係な共通属性に基づく結合を許可しない : デフォルトでは、同じデータセットに含まれる無関係な属性のデータは結合されません。このオプションは、下位互換性のためのものです。
  • 無関係な共通属性に基づく結合を許可する : 同じデータセットに含まれる無関係な属性のデータが結合されます。これにより、同じデータセットにある無関係のアトリビュートを、論理的にデータを組み合わせたものとして、メトリック データを考えることができます。したがって多くの場合、より正確で直感に合う結果が得られます。