MicroStrategy ONE

アトリビュート間の関係を定義するには

アトリビュート関係は、アトリビュート同士が結合される方法を指定する、アトリビュート間の関連付けです。アトリビュート関係は、テーブルと列の結合方法と使用方法、およびテーブル間の関係の有無を定義します。アトリビュート関係がなければデータ間の連携は存在せず、論理構造も存在しません。アトリビュート関係は、ビジネス ルールに基づくアトリビュート間の論理関係を提供することにより、データに意味を付与します。

アトリビュート関係には、常に親と子という 2 つの部分が存在します。子は常に 1 つの親を持ち、親は複数の子を持つ場合があります。親アトリビュートは、子より上位の論理レベルに位置します。

"年" と "四半期" の関係では、"年" が親アトリビュート、"四半期" が子アトリビュートになります。

関係タイプは、関係するアトリビュートに存在するアトリビュート エレメントによって定義されます。それぞれの種類の関係について、以下に説明します。

  • 1 対 1:親アトリビュートの各エレメントが子アトリビュートの 1 つのエレメントだけに対応し、すべての子アトリビュートが親アトリビュートの 1 つのエレメントだけに対応する関係。

    一人の市民が保有できる納税者 ID は 1 つだけで、1 つの納税者 ID は一人の市民だけに割り当てられます。

  • 1 対多:親アトリビュートの各エレメントが子アトリビュートの 1 つ以上のエレメントに対応し、すべての子アトリビュートが親アトリビュートの 1 つのエレメントだけに対応する関係。

    たとえば、年と四半期の間には 1 対多関係があります。1 年には複数の四半期があり、どの四半期も 1 つの年だけに属しますこの場合の四半期は、2017 年第 4 四半期、2018 年第 1 四半期など、年を伴う形で定義されているものとします。

  • 多対多:親アトリビュートの各エレメントが複数の子を持つことがあり、子アトリビュートの各エレメントも複数の親を持ちうる関係。

    銀行の顧客と口座は多対多関係の一例です。一人の顧客が複数の口座を持つことが可能で、口座は複数の顧客に関連する場合があります (共同名義の当座預金口座など)。

新しい関係は、デフォルトでユーザーで管理されます。[関係を定義] ダイアログで関係を編集すると、ユーザー管理の関係を自動で管理できるようになります。

ユーザー管理の関係と自動管理の関係の違いは、無効な自動管理型の関係はデータセットの公開後に自動的に削除されますが、ユーザー管理関係は削除されないことです。

アトリビュート間の関係を定義するには

  1. 空のダッシュボードを作成するか、既存のダッシュボードを開きます。
  2. 選ぶデータを追加 > 新しいデータ新しいデータセットにデータをインポートします。

    または

    データセットパネルでは、クリックもっとデータセット名の横にあるデータセットを編集データセットにデータを追加します。[プレビュー] ダイアログが開きます。クリック新しいテーブルを追加する

    [データ ソース] ダイアログが開きます。

  1. インポートしたいデータを選択してください。データソースの種類
  2. インポートしたいデータを選択したら、データの準備プレビューダイアログを開きます。
  1. 一番上のペインで、変更するテーブルの隣にあるドロップダウン矢印をクリックし、[関係を定義] を選択します。[関係を定義] ダイアログが開きます。

  2. [新しく追加] をクリックして、新しい空白の関係を追加します。
  3. 新しい関係で、[親アトリビュート] ドロップダウンから親アトリビュートを選択します。親アトリビュートは子よりも高いレベルにあります。
  4. [子アトリビュート] ドロップダウンから子アトリビュートを選択します。
  5. [関係] ドロップダウンから、関係のタイプを選択します。デフォルトにより、関係タイプは 1 対多として定義されます。

    • 親アトリビュートの各エレメントが、子アトリビュートの 1 つのエレメントのみに対応するようにするには、[1 対 1] を選択します。それぞれの子は、親アトリビュートの 1 つのエレメントにのみ対応します。
    • 親アトリビュートの各エレメントが、子アトリビュートの 1 つ以上のエレメントに対応するようにするには、[1 対多] を選択します。それぞれの子は、親アトリビュートの 1 つのエレメントにのみ対応します。
    • 親アトリビュート内の各エレメントが複数の子を持てるようにするには、[多対多] を選択します。子アトリビュートのそれぞれの子エレメントは、複数の親を持つことができます。
  6. [親アトリビュート][子アトリビュート]、および [関係] のオプションを変更することによって、関係を編集できます。関係を変更すると、自動管理の関係へと変換され、トグル ボタンが から に切り替わります。

  7. 関係をユーザー管理または自動管理に変換するには、トグル ボタンを選択します。
  8. [すべて変換] ドロップダウンから適切なオプションを選択することで、すべての関係をユーザー管理から自動管理に変換できます。
  9. 関係を削除するには、[関係] ドロップダウンの右にある対応する を選択します。
  10. [保存] をクリックします。

関連トピック

データのプレビューおよびインポート オプションの指定

データのインポート

アトリビュートの概要