セキュリティ ロールの作成

はい!   MicroStrategy製品スイートには、管理者用の事前定義されたセキュリティ ロールが多数含まれます。これらのロールを使用して、管理タスクを容易に委任することができます。

既定のプロジェクト管理ロールには、[すべてのオブジェクト セキュリティ アクセス チェックをバイパス] 権限以外の、すべてのプロジェクト レベルの管理権限が与えられています。共通する権限が割り当てられたロールはありません。各定義済みセキュリティ ロールに含まれる権限の一覧は、[権限のリスト] セクションを参照してください。

既定の管理セキュリティ ロールには次のものがあります。

• アナリスト: 作成権限があります。
• アナリティクス アーキテクト: 連携データ レイヤーを企業の「一元管理されたファクト」として作成、公開、最適化できます。スキーマ オブジェクトと抽象化レイヤーを、変化する多様なエンタープライズ アセット上に構築、保守できます。
• アプリケーション アドミニストレーター: アプリケーション固有のタスクへのアクセス権があります。
• アプリケーション アーキテクト: 企業のインテリジェンス アプリケーションを作成、共有、保守します。
• 承認者: 作成に加え、オブジェクトを承認できます。
• コラボレーター、ダッシュボードを表示およびコラボレーションできるユーザーまたはドキュメントへのアクセス権を持っています。
• 消費者、ダッシュボードのみを表示できるユーザーまたはドキュメントへのアクセス権を持っています。
• データベース アーキテクト: クエリの処理性能や利用度を、その種類、使用パターン、アプリケーション設計要件に基づき最適化するため、VLDB 設定や設定スキーマ オブジェクトを調整できます。
• 組み込みアナリティクス アーキテクト: ポータル、サードパーティ製アプリケーション、モバイル アプリケーション、OEM アプリケーションにアナリティクスを導入、拡張、組み込むことができます。
• IntroBI: MicroStrategy のクラス「Introduction to Enterprise Business Intelligence」で使用されます。
• モバイル アーキテクト: モバイル環境とアプリケーションを構築、コンパイル、デプロイ、保守します。モバイル デバイスからアプリケーションにアクセスする際の、ユーザー エクスペリエンスも最適化できます。
• Northeast ユーザー: MicroStrategy のクラス「Introduction to Enterprise Business Intelligence」で使用されます。
• プラットフォーム アドミニストレーター: Intelligence Server を設定し、セキュリティ レイヤーを保守し、システムの使用状況を監視し、アーキテクチャを最適化することにより、エラーを削減し、稼働時間を最大化し、処理性能を向上します。
• パワー ユーザー: あらゆるセキュリティ ロールの中で最も大きな権限のサブセットを持っています。
• プロジェクト一括アドミニストレーター: Object Manager (「プロジェクト間のオブジェクトのコピー:Object Manager」参照)、Command Manager (「Command Manager による管理タスクの自動化」参照)、およびリポジトリ一括変換ツールを使用して、複数のオブジェクトに対して管理機能を実行できます。
• プロジェクト操作アドミニストレーター: さまざまな側面からプロジェクトを保守管理できます。
• プロジェクト操作モニター: さまざまな Intelligence Server モニターを表示できますが、監視しているシステムに変更を加えることはできません。
• プロジェクト リソース設定アドミニストレーター: プロジェクト レベルの設定を構成できます。
• プロジェクト セキュリティ アドミニストレーター: ユーザーを作成し、ユーザーおよびオブジェクト セキュリティを管理します。
• システム アドミニストレーター: クラウド、Windows、Linux への配置を通して、インフラストラクチャのセットアップ、保守、監視を継続してサポートします。

事前に定義されているセキュリティ ロールの権限は変更しないでください。MicroStrategy を新しいバージョンにアップグレードするときに、事前に定義されているユーザー グループはデフォルトの権限で上書きされます。セキュリティ ロールを変更する必要がある場合は、そのセキュリティ ロールのコピーを作成した上で変更を加える必要があります。