MicroStrategy ONE
複数の IP アドレスを用いる環境の設定
複数の IP アドレスを割り当てたコンピューターを、通信エージェントとして使うことはお勧めできません。1 台以上のコンピューターから成る環境で、複数の IP アドレスを割り当てたコンピューターを通信エージェントとして使う場合、インストールの時点で、IP アドレスがすべて揃っている必要があります。コンピューターの FQDN に対する IP マッピングは、次のように、consul.json ファイルに記述されています。
{
"enable_debug": true,
"datacenter": "dc1",
"enable_script_checks": true,
"check_update_interval": "0s",
"log_level": "WARN",
"data_dir": "../data",
"watches": [
{
"type": "key",
"key": "envInfoTime",
"handler_type": "script",
"args": [
"C:\\Program Files (x86)\\Common Files\\MicroStrategy\\JRE\\180_77\\Win64\\bin\\java",
"-jar",
"../jar/envinfo-collector.jar",
"collect"
]
}
],
"retry_join": [
"SAP-W10-ent",
"localhost",
"10.27.17.238"
],
"server": true,
"bind_addr": "10.21.20.188",
"bootstrap_expect": 3
}
あるコンピューターに IP アドレスを 2 つ割り当てている場合、ある FQDN に対して、consul がマップする IP アドレスと、他のコンピューターがマップする IP アドレスは、違っている可能性があります。この場合、手動で consul.json を書き換える必要があります。「bind_addr
「は、他のマシンがFQDNを使用して見つけたIPと一致している必要があります。「bind_addr
「」と「」のIP(FQDNを使用しない場合)retry_join
このマシンを表す「リスト」は一貫している必要があります。すべての手動修正後consul.json
Consulがインストールされているすべてのマシンで完了したら、すべてのマシンでconsulを停止し、/MicroStrategy/Services Registration
各マシンでパスを変更し、すべての Consul を再起動します。
IP アドレスが 1 つしかない状態で MicroStrategy をインストールした場合、後になって複数の IP アドレスが揃うと、consul は起動できなくなります。のServiceRegistration.log
「複数のプライベート IPv4 アドレスが見つかりました」というエラーが表示されます。Please configure one.」というエラー メッセージが出力されます。
通信エージェントとして使うコンピューターのリストは、インストールの際、FQDN で指定するようお勧めします。IP アドレスで指定する場合、複数の IP アドレスを割り当てたコンピューターについては、FQDN に対する IP マッピングを使うようにしてください。
複数の IP アドレスを割り当てたコンピューターは、動的に IP アドレスを割り当てるコンピューターと同様、自動クラスター化の対象にすることはできません。