MicroStrategy ONE

接続マッピング

MicroStrategy の接続マップは、MicroStrategy ユーザー、データベース接続、およびデータベース ログインの間のリンクです。接続マップは、データベース (行レベル) のセキュリティを MicroStrategy ユーザーに適用するために使用されます。管理者は接続マッピングを使用し、MicroStrategy システムのユーザーまたはグループを、データ ウェアハウス RDBMS の特定のログイン ID に割り当てることができます。このマッピングは通常、RDBMS のいくつかのデータ セキュリティ手法 (セキュリティ ビュー、行分割ファクト テーブル、列分割ファクト テーブル) のうちの 1 つ (アーキテクトによって作成済みの場合もあります) を利用するときに使用されます。データベース接続マップが変更された場合、変更を認識するために MicroStrategy Intelligence Server を最新の状態に更新する必要があります。

詳しくは、以下の動画をご覧ください。

接続マッピングは、MicroStrategy ユーザーをデータ ウェアハウス レベルで互いに区別する場合や、別々のデータ ウェアハウスに誘導する場合に便利です。これらの 2 つのシナリオについては、下記で説明します。

異なるデータベース ログインを使用してデータ ウェアハウスに接続

このシナリオでは、プロジェクト、データベース インスタンス、およびデータ ウェアハウスは 2 つのグループのユーザーに対して同じですが、接続マッピングは各グループに対して異なるデータベース ログインを指定します。接続マッピングを使用する必要がある 1 つのケースは、セキュリティ ビューがデータ ウェアハウスで定義されていて、MicroStrategy ユーザーのデータ ウェアハウスに対するジョブを、その特定のログイン ID を使用して実行できるようにする場合です。

CEO はすべてのデータにアクセスできるログインを持ち、それ以外のユーザーは制限された形でデータにアクセスできるログインを持っています。

  • CEO はすべてのデータにアクセスできる (ウェアハウス ログイン ID = [CEO])

  • ほかのすべてのユーザーのアクセスは制限される (ウェアハウス ログイン ID = [MSTR users])

この場合は、MicroStrategy に CEO のユーザー接続マッピングを作成する必要があります。これには、以下の操作を実行します。

  • CEO のデータベース ログインの新しい定義を MicroStrategy に作成し、その定義はデータ ウェアハウスの CEO の既存のログイン ID と一致するようにします。

  • MicroStrategy で新しい接続マッピングを作成して、CEO ユーザーが新規データベース ログインを使用するように指定します。

これを図で表すと、次のようになります。この図では、CEO は (新しいデータベース ログインの [CEO] を使用して) CEO として接続し、ほかのユーザーはすべて、デフォルト データベース ログインの [MSTR users] を使用します。

同じプロジェクトを使用して異なるデータ ウェアハウスに接続

このシナリオでは、この 2 つのグループのプロジェクト、データベース インスタンス、およびデータベース ログインが同じであっても、接続マッピングで別々のデータベース接続 (したがって別々の DSN) が指定されます。両方のデータ ウェアハウスでプロジェクトを機能できるようにするには、同じ構造を備えている必要があります。これは、2 つのデータ ウェアハウスが存在する環境に該当します。

1 つはド国内データを持ち、もう 1 つは海外データを持つ 2 つのデータ ウェアハウスがあるとします。ユーザーは、MicroStrategy にログインしたときに、所属するユーザー グループに基づいてどちらかに誘導される必要があります。

  • [US users] は、US データ ウェアハウスに接続される (データ ウェアハウス ログイン ID は [MSTR users])

  • [Europe users] は London データ ウェアハウスに接続される (データ ウェアハウス ログイン ID は [MSTR users])

この場合は、MicroStrategy に 両方のユーザー グループのユーザー接続マッピングを作成する必要があります。これには、以下の操作を実行します。

  • MicroStrategy で 2 つのデータベース接続 (データ ウェアハウスごとに 1 つずつ) を作成します (この場合、DSN が各データ ウェアハウスに既に存在することを前提としています)。

  • 新しいデータベース接続を 2 つ定義し、グループを別々のデータ ウェアハウスに関連付ける接続マッピングを MicroStrategy プロジェクトに 2 つ作成します。

下図では、「US」と「Europe」という 2 つの異なるデータベース接続が使用されています。両方のデータベース接続のデータ ウェアハウス ログイン ID は「MSTR ユーザー」ですが、MicroStrategy 内では、ユーザーは「米国ユーザー」と「ヨーロッパ ユーザー」という 2 つの異なるグループに属しています。

接続マッピングの作成

Workstation のプロジェクト構成エディターから、新しい接続マッピングを作成することができます。接続マッピングを作成する場合は、ユーザーまたはグループに、デフォルトとは異なるデータベース接続またはデータベース ログインを割り当てる必要があります。

  1. Workstation で、プロジェクトにログインします。下記の権限が必要です。

    • 接続マップの構成

    • すべてのオブジェクト セキュリティ アクセス チェックをバイパス

    • プロジェクト データ ソースの構成

  2. プロジェクトを右クリックして選択プロパティ

    選ぶ情報を取得 Macを使用している場合。

  3. 左側のペインで、接続マッピング
  4. クリック接続マップ新しい行を追加します。

  5. 選択してくださいデータ ソース、データベース接続、データベース ログインドロップダウンから選択します。

  6. 「ユーザー/グループ」セクションで、追加ユーザーまたはユーザー グループを追加します。

  7. 検索を使用するか、選択対象の適切なユーザーまたはユーザー グループに移動します。

  8. ユーザーまたはグループを選択したら、追加接続マッピングに追加します。

  9. 接続マッピングからユーザーまたはユーザーグループを削除するには、ユーザーまたは/グループの上にマウスを移動してクリックします。

  10. クリックわかりました