MicroStrategy ONE

データ変更による影響の軽減 (プラットフォーム リリースの アップグレード

機能リリースのたびに、データ エンジンの改善と機能強化により、ダッシュボードの実行時に返されるデータが軽微に変更される場合があります。とドキュメント。機能リリース間のアップグレード (例えば MicroStrategy 10.10 から MicroStrategy 10.11) 時の影響は最小限であり、アップグレード後の一般的なテストで解消できます。

プラットフォーム リリース間のアップグレード (例えば MicroStrategy 10.4.x から MicroStrategy ONE) では、差異が累積し、実行結果に大きな違いとなって現れることがあります。この影響を最小限に抑えるため、MicroStrategy Workstation は、実行環境にあるプロジェクトごとに、データ エンジンのバージョンを選択できるようになっています。

MicroStrategy 2019 以前の版から MicroStrategy ONE にアップグレードしようとする場合、データ エンジンのバージョンを調べてみると、実行環境にあるプロジェクトはいずれも、2020 になっているはずです。メタデータのアップグレード処理が完了すると、プロジェクトごとに、データ エンジンのバージョンを ONE に変更できるようになります。これは、データの差異を特定、評価、解決できるようにすると同時に、実行環境にある他のプロジェクトについて、一貫した動作を維持するのが目的です。新しいプロジェクトではすべて、データ エンジンのバージョンがデフォルトでは 2021 になります。

MicroStrategy 2021 以降、MicroStrategy Developer を介してデータ エンジンのバージョンの表示、修正が可能になります。

データ エンジンのバージョンの選択

Workstation

データ エンジンのバージョンを選択するには、MicroStrategy Workstation が実行環境に接続されており、自分が管理権限を持っていることが必要です。

  1. [Workstation] ウィンドウ を開きます。
  2. [プロジェクト] をクリックすると、環境内のプロジェクトが一覧表示されます。
  3. いずれかのプロジェクトを右クリックし、[プロパティ] を選択してください。
  4. [データ エンジンのバージョン] のバージョンを選択してください。

  5. [OK] をクリックします。
  6. MicroStrategy Developerでプロジェクトを再ロードして、変更を適用します。

Developer 内

  1. MicroStrategy Developer を開きます。
  2. プロジェクトを右クリックし、[プロジェクト構成] を選択します。
  3. [構成選択] ダイアログで [プロジェクト定義] から [詳細] に移動します。
  4. プロジェクトレベルの VLDB 設定で [構成] をクリックします。

  5. VLDB 内  [プロパティ] ダイアログ、 に移動分析エンジン > データ エンジン バージョン
  6. [データ エンジンのバージョン] フィールドでデータ エンジンのバージョンを表示、修正します。

  7. Intelligence Server を再起動して変更を反映させます。