MicroStrategy ONE

予約語および予約文字のサポート

MicroStrategy 構成タスクを Linux オペレーティング システムのコンソールで実行する場合は、予約語および予約文字をコマンドに含めないようにする必要があります。

Linux オペレーティング システムのコンソールでは、予約語および予約文字を使用してさまざまな操作を実行します。例えば、$文字は、オペレーティング システム コンソールを通じて実行されるコマンドの一部として含まれている場合、アクションを実行することがあります。構成を行うためのコマンドにこの記号を含めた場合、これが原因でコマンドが失敗することがあります。

たとえば、次のコマンドを使用して、Oracle データベースに DSN を作成するとします。

mstrconnectwiz ORCLW $MyOracleDSN 12.34.56.78 orcl 1521 -u:OracleUser -p:OracleUserPasword

DSNの名前は$キャラクター。この記号は予約文字の 1 つであるため、このコマンドは失敗して正しく実行されません。

この問題を回避するには、一重引用符(''予約語や文字を含む可能性のある文字列を囲むには、必ず . 記号 ( ) を付けます。これにより、オペレーティング システムのコンソールは、これらの文字をオペレーティング システムの操作として解釈するのではなく、文字列の一部としてこれらの文字を取り扱います。たとえば、DSN を作成するための上記のコマンドを次のように書き直すことができます。

mstrconnectwiz ORCLW '$MyOracleDSN' 12.34.56.78 orcl 1521 -u:OracleUser -p:OracleUserPasword

今回は、DSN の名前である $MyOracleDSN が一重引用符で囲まれているため、これらの文字のすべてが文字列として解釈されます。