MicroStrategy ONE
データベースとの通信
MicroStrategy とデータベースまたはその他のデータ ソースとの間の通信を確立することは、データのレポートおよび分析を行えるように MicroStrategy 製品を構成するための重要な第一段階です。このセクションでは、MicroStrategy がさまざまなデータ ソースと通信する方法、およびその通信を設定するため必要な手順について説明します。
ODBC (Open Database Connectivity) は、標準のデータベース アクセス方法です。ODBC を使用すると、データを格納するデータベース管理システム (DBMS) に関係なく、単一のアプリケーションでデータベースのデータにアクセスできます。DBMS は、データベースへの情報の保存、変更、および抽出を可能にするプログラムの集まりです。
MicroStrategy Intelligence Server は、3 層または 4 層構成で使用する場合に、ODBC を使用して DBMS にアクセスするアプリケーションです。ODBC ドライバーは、MicroStrategy Intelligence Server の要求を、DBMS が理解できるコマンドに変換します。MicroStrategy Intelligence Server は、複数のデータベース (少なくともデータ ウェアハウスとメタデータ リポジトリ) に接続して作業を行います。
MicroStrategy Web のユーザーは、データベース接続を使用してデータ ソースに接続することもできます。データベース接続は、MicroStrategy にデータをインポートおよび統合するため、DSN や DSNless 接続を使用するデータ ソースへの接続をサポートしています。MicroStrategy Webでデータベース接続を作成する手順については、Web でのデータベース接続の作成。
このセクションでは、データベース接続の ODBC 標準、および MicroStrategy アプリケーションにバンドルされている ODBC ドライバーのデータ ソース名 (DSN) の作成について説明します。
次の図は、MicroStrategy システムで使用される 3 層のメタデータとデータ ウェアハウスの接続を示したものです。
上の図は、1 つのデータ ソースのみに接続するプロジェクトを例示しています。ただし、MicroStrategy では、以下の方法で複数のデータ ソースに接続できます。
- MicroStrategy MultiSource Option を使用すると、1 つの MicroStrategy プロジェクトを複数のリレーショナル データ ソースに接続できます。マルチソースオプションの詳細については、Project Design Help。
- SAP BW、Microsoft Analysis Services、Hyperion Essbase などの MDX キューブ ソースを、MicroStrategy のプロジェクトに統合できます。これらのMDXキューブソースをMicroStrategyに統合する方法については、MDX Cube Reporting Help。
このセクションでは、以下のタスクについての情報および手順を示します。