Version 2021

ドキュメントを分析するには

ドキュメントが表示されているときに、ドキュメントの結果を確認して、さまざまな方法でドキュメントのデータを操作することができます。たとえば、セレクターを使用してパネル スタック内のパネルをめくったり、グリッドまたはグラフで異なるアトリビュート エレメントまたはメトリックを表示したりできます。

すべてのドキュメントに下記のすべての機能が含まれているわけではありません。

デフォルトでは、ドキュメントはプレゼンテーション モードで開くので、下記の手順では、このモードで使用可能な分析オプションについて説明します。プレゼンテーション モードは表示モードなので、ドキュメント デザインの機能は含んでいません。ドキュメントのモードの比較は、Introduction to Displaying and Designing Modes for Documentsを参照してください。

ドキュメントを表示して分析するには

  1. ドキュメントの名前をクリックして実行します。デフォルトにより、ドキュメントがプレゼンテーション モードで開きます。
  2. ドキュメントに複数のレイアウトがある場合は、画面の上部にタブが表示されます。タブのいずれかをクリックして、表示するレイアウトを選択します。

    それぞれのレイアウトは、独自のグループやページ設定などを持つ別のドキュメントとして機能しますが、これらのレイアウトから 1 つの PDF ドキュメントが生成されます。例は、Understanding the Parts of a Documentを参照してください。

  3. ドキュメントがグループ化されている場合は、複数のページ (サブセット) のデータを表示できます。ドロップダウン リストから、表示するグループを選択します。例は、ドキュメントのグループ化: ページバイを参照してください。

    データをグループ化すると、ドキュメント内に一種の階層が設定され、データの並べ替え順序はそれに基づいて暗黙的に設定されます。データは最初にグループ パネル内の最も左のフィールドによって並べ替えられ、次にその隣のフィールドによって並べ替えられます。以降も同様です。グループの順序を変更するには、[グループ] パネル内で項目を最整列します。

  4. ボタンおよびリストなどのセレクターを使用して、パネル スタックに表示されるパネルを選択します。手順は、セレクターを使用してドキュメント内に表示されるデータを変更するにはを参照してください。

    パネル スタックとは、個々のパネルが重なり合った集合です。各パネルには、同じドキュメントからのデータが、定義済みの異なるビューで表示されます。一度に 1 つのパネルのみを表示できます。パネルをめくって、同時に確認したい一連の情報を表示します。たとえば、各パネルに異なるグリッドを表示でき、ユーザーはセレクターを使用してどのパネル、つまり、どのグリッドを表示するかを選択できます。セレクターを使用してドキュメントに表示されるデータを変更する例のイメージは、ドキュメントの操作: セレクターを参照してください。

  5. ラジオ ボタンやドロップダウン リストなどのセレクターを使用して、グリッド レポート、グラフ レポート、またはパネルに表示されるデータを変更します。各種のセレクター タイプのアイテムを選択する手順は、セレクターを使用してドキュメント内に表示されるデータを変更するにはを参照してください。

    たとえば、チェックボックス セレクターを使用して、グリッドに表示する地域またはメトリックを選択することができます。セレクターにはスライダーを使用することもできます。ユーザーは、スライダーを動かして、グラフに表示する最小および最大のメトリック値を選択します。セレクターを使用してドキュメントに表示されるデータを変更する例のイメージは、ドキュメントの操作: セレクターを参照してください。

  6. ドキュメントを再実行することなく、ドキュメント上のすべてのセレクターおよびグループを初期値に再設定する。これは、最初からやり直して異なる選択を行う場合に役に立ちます。リセットするには、右側のメニュー アイコン メニュー アイコン (ハンバーガー) をクリックして、[選択をリセット] を選択します。
  7. 他のドキュメント、レポート、またはウェブ ページへのリンクを開くことができます。リンクされているオブジェクトの上にカーソルを置くと、カーソルが手の形で表示されます。オブジェクトをクリックして、デフォルトのリンクを開きます。オブジェクトに複数のリンクがある場合は、下矢印 をクリックして、リンクのリストを表示します。詳しい手順は、リンクを使用してレポートまたはドキュメントを開くにはを参照してください。

レポートを分析するには

レポートは、グリッド、グラフ、または同時にグリッドとグラフの両方として表示できます。

  1. レポートは、グリッドまたはグラフとして表示できます。グリッド レポートまたはグラフ レポートの左上で、[表示: グラフ] [表示]: [グラフ] アイコンまたは [表示: グリッド] [表示]: [グリッド] アイコンをクリックしてビューを切り替えます。
  2. ドキュメントに合計を追加できます。合計するデータのヘッダーの上にカーソルを置いて、下矢印 をクリックし、[合計を表示] をポイントします。使用する合計関数 ([平均] または [合計] など) を選択して、[OK] をクリックします。

    たとえば、グリッドに地域と従業員、および売上と利益のメトリックが含まれているとします。従業員の合計を表示すると、合計は、各地域のすべての従業員について計算されて表示されます。地域について合計を表示する場合、すべての地域を含む総計が計算されて表示されます。

  3. グリッドに表示されるオブジェクトを並べ替えることができます。
    • グリッドをすばやく並べ替えるには、並べ替えるデータの行または列ヘッダーの上にカーソルを置いて、下矢印 をクリックします。[昇順に並べ替え] または [降順に並べ替え] を選択します。
    • 同時に複数の条件でデータを並べ替えるには、並べ替えるデータの行または列ヘッダーの上にカーソルを置いて、下矢印 をクリックし、[高度な並べ替え] を選択します。詳しい手順は、を参照してください。
  4. グリッドに表示されるオブジェクトを移動することができます。オブジェクトを別の列または行に移動したり、行を列に、または列を行に、ピボットしたりすることができます。移動するデータの行または列の上にカーソルを置いて、下矢印 をクリックし、[移動] をポイントします。選択されたオブジェクトを移動する場所を選択します。詳しい手順は、ドキュメントを並べ替え、ピボットするにはを参照してください。
  5. グリッドに表示されているオブジェクトをドリルでき、グラフでドリル インできます。
    • グリッドの場合: ドリル可能なオブジェクトは、下線付きで表示されます。ドリルの宛先オブジェクトを表示するには、下線付きのオブジェクトの上にカーソルを置きます。その宛先にドリルするには、下線付きのオブジェクトをクリックします。ドキュメントに戻るには、MicroStrategy の戻るボタンを使用します。たとえば、州から、その州内の年にドリルすることができます。オブジェクトのドリル ダウン後に列をサイズ変更するには。ドリル後にグリッドをサイズ変更する場合は、列ヘッダーをクリックしてドラッグすることによって、必要に応じてサイズ変更します。

      宛先がドリルではない場合は、そのオブジェクトはレポートまたは別のドキュメントにリンクされています。オブジェクトをクリックすると、デフォルトのリンクが実行されます。このオブジェクトをドリルするには、下線付きのオブジェクトの上にカーソルを置き、下矢印 をクリックして、ドリルをクリックします。

      ドリルによって、グリッドに直接現れるデータをもとに分析を深めることができます。グリッドをドリルして、元のデータと密接に関連するデータを分析できます。たとえば、年から月に、または州から国に、ドリルすることができます。

    • グラフの場合: ドリル インするには、グラフを右クリックし、[ドリル] を選択します。次に、表示するオプションを選択します。たとえば、グラフに年別の売上が表示されている場合は、ドリル インして、四半期別または月別の売上を表示できます。グラフを並べ替えるには、グラフを右クリックして、[グラフを並べ替え ...] を選択します。高度な並べ替えダイアログで、1 つまたは複数の並べ替え項目、および昇順と降順のどちらで並べ替えるかを選択することによって、並べ替え順序を定義します。たとえば、グラフに地域別売り上げが表示されている場合に、地域をアルファベットの最初から (昇順) または最後から (降順) 順に並べ替えることができます。
  6. グラフで、グラフ項目の上にカーソルを置いて、その項目についての追加情報を表示します。
  7. グリッドまたはグラフを、PDF ファイルまたは Excel スプレッドシートにエクスポートします。グリッドまたはグラフのタイトル バー上の 下矢印 をクリックして、[PDF へエクスポート] または [Excel へエクスポート] を選択します。詳しい手順は、How to Export a Grid or Graph Report from a Documentを参照してください。

    これにより、データを共有および印刷することが柔軟にできるので、ドキュメント全体をエクスポートする必要はありません。

ウィジェットを分析するには

ゲージや時系列スライダーなどのウィジェットの操作および書式設定を行います。ウィジェット とは、一連の新しいデータを選択したときに動的に更新される、対話型のグラフです。たとえば、時系列スライダー内でグラフ コントローラーを使用して、データの時間の範囲を選択できます。ウィジェットは、Flash または HTML5 で使用できます。

各種のウィジェットを分析する手順は、ウィジェットを使用したデータの分析の概要を参照してください。

ドキュメントをメール送信、エクスポート、印刷、および共有するには

  1. ドキュメントをメール送信します。右側のメニュー アイコン メニュー アイコン (ハンバーガー) をクリックして、[今すぐ送信] を選択します。さまざまなオプションの説明は、レポートまたはドキュメントをメール送信するにはを参照してください。
  2. さらに詳しく分析するために、ドキュメントを PDF ファイル、Excel スプレッドシート、または HTML ファイルにエクスポートします。右側のメニュー アイコン メニュー アイコン (ハンバーガー) をクリックし、[エクスポート] をポイントして、エクスポート ファイルの形式 を選択します。レイアウトおよびグループのエクスポートについての情報を含む詳細は、ドキュメントをエクスポートするにはを参照してください。
  3. 今すぐドキュメントを履歴へ追加するか、スケジュールに合わせて購読します。

    履歴には、レポートおよびドキュメントの結果が保存されます。履歴を使用して、ウェブ ブラウザーのお気に入りリストと同様に、以前に実行されたドキュメントへのショートカットを保持したり、スケジュールされたドキュメントの結果を表示したりすることができます。

  4. ドキュメントを印刷します。右側のメニュー アイコン メニュー アイコン (ハンバーガー) をクリックして、[印刷] を選択します。レイアウトおよびグループの印刷については、ドキュメントを印刷するにはを参照してください。
  5. ドキュメントの更新によって、リアルタイムで監視して、ドキュメント キャッシュを有効な状態に維持することができます。右側のメニュー アイコン メニュー アイコン (ハンバーガー) をクリックして、[更新] を選択します。
  6. ドキュメントの個人用ビューを保存します。右側のメニュー アイコン メニュー アイコン (ハンバーガー) をクリックして、[個人用ビューを作成] を選択します。ビューの名前を入力して [OK] をクリックします。

    個人用ビューは、ドキュメントに行ったすべての変更 (セレクター項目の選択および並べ替えなど) を含むドキュメントの自分用のカスタム コピーです。自分用のカスタム ビューでは、分析したいデータが既に選択されているので、個人用ビューを使用すると時間を節約できます。保存される変更についての詳細、および個人用ビューの使用例は、ドシエ、ドキュメント、またはレポートの個人用ビューを保存するにはを参照してください。

  7. 他のユーザーおよびグループが表示または変更することを許可することによって、ドキュメントを共有します。