アトリビュート条件プロンプト

アトリビュートプロンプトを使用して、階層プロンプトよりも集中的なプロンプトを作成できます。アトリビュートを 1 つ定義すると、レポートを実行する各ユーザーはそこからエレメントを選択して、レポートフィルターを指定できます。ユーザーがアトリビュートのセットからアトリビュートを選択し、選択したアトリビュートからエレメントを選択できるようにすることもできます。

アトリビュートプロンプトの例およびイメージは、『基本レポーティングヘルプ』の「データからの必要な情報の取得」の章を参照してください。

アトリビュートの 3 つのフィルター定義プロンプトのうち、アトリビュートプロンプトは階層プロンプトよりも限定的ですが、アトリビュートエレメントプロンプトよりは限定的ではありません。階層プロンプトでは、ユーザーがプロンプト回答を選択してフィルター基準を定義するときに、最も多くのアトリビュートエレメントから選択できます。アトリビュートエレメントプロンプトは最も限定的であり、ユーザーは最も少ないアトリビュートエレメントから選択してフィルター基準を定義できます。

スタンドアロンプロンプトを作成するか、フィルター内に埋め込まれるプロンプトを作成できます。アトリビュート条件プロンプトは、アトリビュートフォーム条件で使用される場合があります。

DHTML が有効化されている必要があります。MicroStrategy Web で DHTML を有効化するにはを参照してください。

アトリビュート条件プロンプトを作成するには

[作成] > [新規プロンプト] > [アトリビュート条件プロンプト] をクリックします。

ユーザーがフィルターを作成する元となるアトリビュートを選択するには

プロンプト内でユーザーに対してどのアトリビュートを表示するかを指定する必要があります。(または、ユーザーにアトリビュートのリストを提示して、ユーザーがそのリストからアトリビュートを 1 つ選択することもできます。)ユーザーは次に、レポートのデータをフィルターするために作成するフィルターの一部として、そのアトリビュートからエレメントを選択します。

[定義] タブを開きます。

ユーザーがエレメントを選択できるアトリビュートを指定するには、[アトリビュートを選択] を選択します。アトリビュートを参照して選択します。
ユーザーが選択できるアトリビュートのリストを作成するには、[アトリビュートの既定リストを使用] を選択します。[追加] をクリックし、[OK] をクリックします。オブジェクトを削除するには、それを強調表示して [削除] をクリックします。すべての項目を削除するには、[クリア] をクリックします。
以前に作成した検索オブジェクトを参照して選択する、または検索オブジェクトの名前を指定するには、[検索オブジェクトの結果を使用] を選択します。ユーザーがレポートを実行したときに、検索オブジェクトによって特定のプロジェクトオブジェクトが検索および表示されます。これによって、プロジェクト内の最新のオブジェクトを使用してユーザーにプロンプトを表示できます。このオプションを使用して、アトリビュートのリストをユーザーに提示します。ユーザーはそこから 1 つ選択できます。

ユーザーに表示されるアトリビュートフォームを決定するには

プロンプトによって、ユーザーがフィルター条件を選択できるように、関連するアトリビュートエレメントが表示されます。また、アトリビュートのフォームを表示することもできます。アトリビュートフォームの詳細は、『上級レポーティングヘルプ』を参照してください。

[表示したフォーム] ドロップダウンから、以下のオプションのいずれかを選択します。
- ユーザーがすべてのアトリビュートフォーム内のアトリビュートエレメントから表示および選択できるようにするには、[すべてのアトリビュートフォーム] を選択します。これは、デフォルトの選択肢です。
- ユーザーがブラウズフォームとして定義されたアトリビュートフォームからのみ表示および選択できるようにするには、[ブラウズフォーム] を選択します。ブラウズフォームとして定義されたすべてのアトリビュートフォームは、ユーザーが関連アトリビュートをブラウズするときにデータエクスプローラーに表示されます。ブラウズフォームは、MicroStrategy Developer で指定されます。詳細は、『Project Design Help』を参照してください。
- レポート表示フォームとして定義されたアトリビュートフォームのみをユーザーに表示するには、[レポート表示フォーム] を選択します。レポート表示フォームとして定義されたすべてのアトリビュートフォームが、関連アトリビュートを使用するレポートのレポート結果に含まれます。
- ユーザーに表示するカスタムセットのアトリビュートフォームを指定するには、[カスタム表示フォーム] を選択します。左下のアトリビュートフォームのリストで、表示したいアトリビュートフォームを選択して、[追加] アイコンをクリックして、右側のリストにアトリビュートフォームを追加します。CTRL を押して、追加のアトリビュートフォームをクリックすると、アトリビュートフォームを同時に複数選択できます。このオプションは、[アトリビュートを選択] オプションが選択されている場合にのみ使用できます。
[一般] タブをクリックします。
[タイトル] フィールドと [説明] フィールドで、プロンプトのタイトルと説明を指定します。

プロンプトでの回答数を制限するには

レポートを実行する前にユーザーにプロンプトへの回答を要求するには、プロンプトが回答を必要とするかどうかを指定します。[プロンプト回答が、必要です] チェックボックスを選択します。
必要に応じて、許可するプロンプト回答の最大数および最小数を設定します。[最小回答数] フィールドと [最大回答数] フィールドで、これらの数値を入力します。最大数を指定しない場合でも、最小数を指定できます。
ユーザーがプロンプトへの回答を保存して再使用できるかどうかと、できる場合は、保存できるプロンプト回答の数を指定します。[許可した個人用回答] ドロップダウンから、以下のいずれかを選択します。
- [なし]: ユーザーはプロンプト回答を保存して再使用することはできません。
- [1]: ユーザーは、プロンプト回答を 1 つだけ保存し再使用できます。
- [複数]: ユーザーは複数のプロンプト回答を保存し再使用することができます。

レイアウトを指定し、プロンプトのスタイルを表示するには

[スタイル] タブをクリックします。
[表示スタイル] ドロップダウンから、[テキストボックス] などのプロンプトのプレゼンテーションスタイルを指定します。これは、プロンプトがユーザーに表示される方法です。
プロンプトのテキストフィールドとオプションが固定サイズになるように、[テキストボックスの固定した幅] チェックボックスまたは [テキストボックスの固定した高さ] チェックボックス、あるいはその両方を選択して、プロンプトのテキストフィールドとそのフィールド内のオプションのサイズを指定します。
プロンプトオプションが配置される方法を指定するには、[方向] ドロップダウンから [垂直] または [水平] を選択します。

1 行または 1 列 (配置によって異なる) に表示されるプロンプト回答の数を指定するには、[各列/行の項目] フィールドに数値を入力します。
検索オブジェクトを使用している場合は、ユーザーが検索ボックスを使用してプロンプト回答を見つけることができるかどうかを指定できます。オブジェクトを検索すると、アナリストは、プロンプトに回答するために使用する特定のオブジェクトをすばやく見つけることができます。[検索ボックスを表示] ドロップダウンから、以下のオプションを選択します。
- 検索ボックスを表示するには、[真] を選択します。
- 検索ボックスを表示しないためには、[偽] を選択します。
[テキストボックス] 表示スタイルを使用している場合は、[検索ボックスを表示] オプションは使用できません。
[ショッピングカート] スタイルを使用している場合は、[フォルダー構造を使用] チェックボックスを選択して、プロンプトの選択肢をフォルダー構造で表示することができます。このオプションは、検索オブジェクトにのみ使用可能で、同じオブジェクトが同じ名前で複数のフォルダーに保存されている場合に便利です。
- 検索時にユーザーがルートフォルダーより上に移動できるようにするには、[ナビゲーションを許可] チェックボックスを選択します。

プロンプト内での条件の表示方法を指定するには

[条件] タブをクリックします。
[許可した式タイプ] ドロップダウンからオプションを選択することによって、プロンプトで許可される条件式のタイプを指定します。
[デフォルト式タイプ] ドロップダウンからオプションを選択することによって、プロンプトに表示されるデフォルト条件（たとえば、[選択] または [条件設定]）を指定します。
[デフォルト条件演算子] ドロップダウンからオプションを選択することによって、プロンプトに表示されるデフォルト条件演算子（たとえば、[ > ] または [ < ]）を指定します。
[リストごとの最大エレメント数] フィールドで、それぞれのプロンプト回答リスト内にリストするエレメント数を指定します。
ユーザーがアトリビュートエレメントのリストをインポートしてそこから選択できるようにするには、[エレメントのインポートを許可] チェックボックスを選択します。
ユーザーにアトリビュート条件内のエレメントのブラウズを許可するには、[アトリビュート条件でエレメントブラウズを許可] チェックボックスを選択します。
[条件間のデフォルト演算子] ドロップダウンからオプションを選択することにより、条件の間で使用されるデフォルトの論理演算子を指定します。
ユーザーが式を変更できるようにするには、[論理演算子の変更を許可] チェックボックスを選択します。
- ユーザーが式内のすべての条件の間で単一の条件演算子 (AND/OR) のみを使用することができるようにするには、[全条件間に単一論理演算子を使用] オプションを選択します。
- ユーザーが式内のそれぞれの条件の間でデフォルト演算子を選択することができるようにするには、[ユーザーに条件間での独立論理演算子の設定を許可] オプションを選択します。

プロンプトを保存するには

フィルターのプロンプトを作成する場合は [OK] をクリックします。アトリビュートフォーム条件の作成を完了するには、この手順からはじめます。

[名前を付けて保存] をクリックします。
[OK]をクリックします。

これで、新規プロンプトをレポートに追加できるようになりました。レポートへのプロンプトの追加を参照してください。