Version 2021
アトリビュート フォーム条件
アトリビュート フォームは、ビジネス アトリビュートに関する追加の説明情報です。ほとんどのアトリビュートには、フォーム ID および説明のみがあります。しかし、アトリビュートはその他の多くのフォームを持つことができます。たとえば、"顧客" アトリビュートには、"名"、"姓"、"住所"、"メール アドレス" などのフォームがあります。フォームは、組織がそのアトリビュートについて保存しているデータの説明的なカテゴリです。
アトリビュート フォーム条件を使用して、アトリビュート フォームに基づいてレポート データをフィルターできます。たとえば、姓が文字 B から始まる従業員のみのデータを返すために、"従業員" アトリビュートのフォーム "姓"、演算子 [次の値で始まる]、および文字「B」を値として定義されたアトリビュート フォーム条件を作成できます。この例の詳細な説明は、『基本レポーティング ヘルプ』 の「クエリ オブジェクトおよびクエリの作成 (デザイナー向け)」の章を参照してください。
スタンドアロン アトリビュート フォーム条件フィルターの作成手順は、ビジネス アトリビュート フォームに基づいてデータをフィルターするにはを参照してください。
ユーザーによるフィルターへの入力の許可: プロンプト アトリビュート フォーム条件
フィルター定義にプロンプトを含めることにより、ユーザーにフィルターの変更をさせることができます。既存のプロンプトを使用するか、フィルターに埋め込まれるプロンプトを作成することができます。アトリビュート フォーム条件のプロンプトでは、ユーザーは次の操作を実行できます。
- アトリビュート フォームと比較する値を入力する。たとえば、"Region" (地域) アトリビュートの説明フォームへのフィルターには、値プロンプトが含まれる場合があります。レポートを実行すると、ユーザーは、地域の名前を入力してプロンプトに回答します。
- 条件を付けるアトリビュート フォーム、演算子、および比較する値を選択することによって、条件を作成する。たとえば、"Region" (地域) アトリビュートには、条件プロンプトが含まれる場合があります。レポートを実行すると、ユーザーは、説明フォーム、[=] 演算子、および地域の名前を選択してプロンプトに回答します。
既存のプロンプトの使用方法または埋め込みプロンプトの作成方法は、次の「ビジネス アトリビュート フォームに基づいてデータをフィルターするには」で説明します。
「ビジネス アトリビュート フォームに基づいてデータをフィルターするプロンプトを使用するには」で説明するように、フィルターの完全な定義として既存のプロンプトを使用することもできます。
ビジネス アトリビュート フォームに基づいてデータをフィルターするには
- 任意のページで [作成] をクリックして、[新規フィルター] を選択します。。
- 左側のペインで、レポートのデータをフィルターする対象となるアトリビュート フォームのアトリビュートにナビゲートします。
- アトリビュートを右クリックし、[フィルターに追加] を選択します。
- DHTML が無効になっている場合は、アトリビュートを選択して [追加 >] をクリックすることで、アトリビュートをフィルター パネルに追加します。
- [条件設定] をクリックします。
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条件を作成するか、ユーザーが条件を作成できるプロンプトを作成できます。以下のいずれかを実行します。
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条件を作成するには、次の手順を実行します。
- 最初のドロップダウン メニューから、データをフィルターする対象にしたいフォームを選択します。
- 次のドロップダウン メニューから、[次の値で始まる] または [ < ] などの、データをフィルターする希望の方法を表す演算子を選択します。
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最後のフィールドに、データ ソース内のデータに対して比較される値を定義します。次に説明するように、値を入力、既存のプロンプトを使用、またはユーザーに値を求めるプロンプトを作成できます。
- 最後のフィールドに値を入力します。前のドロップダウン メニューで選択した演算子によっては、複数の値を入力する必要がある場合があります。たとえば、演算子 [Between] には 2 つの値が必要です。
- 日付アトリビュート フォームの場合は、フォームを、現在の日付からの固定オフセットである動的日付(1 か月前など)と比較できます。動的日付を定義する手順は、動的日付エディターを参照してください。
- 既存のプロンプトを作成するには、左側のペインから値をドラッグして、最後のフィールドにドロップします。値プロンプトは、テキスト プロンプトまたは日付プロンプトに使用できます。
- 値プロンプトを作成するには、[値プロンプトを作成] をクリックします。自動的に作成されたプロンプトを編集するには、[値] リンク (たとえば、"Region" (地域) アトリビュートにプロンプトを作成する場合は、リンクの名前は 「地域の値」です。)[プロンプト] ページが開きます。プロンプトのタイトル、説明、および表示スタイルの変更、プロンプト回答数の制限、およびプロンプト回答を保存して再利用できるかどうかの指定を行うことができます。手順は、 値プロンプトを参照してください。
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ユーザーが、条件を付けるアトリビュート フォーム、演算子、および比較する値またはアトリビュート エレメントを選択することによって、条件を作成できるプロンプトを作成するには、次の手順を実行します。
- [条件プロンプトを作成] をクリックします。レポートの実行時に、アトリビュートのフォームすべてをリストするプロンプトが作成され、条件または選択式のどちらかを実行できます。
- プロンプトを編集するには、[条件] リンク (たとえば、"Region" (地域) アトリビュートにプロンプトを作成する場合は、リンクの名前は「地域の条件」です。)[プロンプト] ページが開きます。アトリビュートの追加、表示するアトリビュート フォームの選択、プロンプトのタイトル、説明、レイアウト、および表示スタイルの変更、プロンプト回答を保存して再利用できるかどうかの指定、および条件の定義を行うことができます。手順は、アトリビュート条件プロンプトを参照してください。
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- [適用] アイコン をクリックします。
- [保存] をクリックします。
- フィルターを保存したいフォルダーに移動します。フィルターの [名前] および [説明] を入力し、[OK] をクリックします。
- これで、作成したフィルターがレポートに追加できるようになりました。手順は、 レポートにスタンドアロン フィルターを追加するにはを参照してください。
ビジネス アトリビュート フォームに基づいてデータをフィルターするプロンプトを使用するには
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フィルター定義として使用されるプロンプトを作成します。手順は、アトリビュート条件プロンプトまたは階層条件プロンプトを参照してください。
- アトリビュート条件プロンプトでは、ユーザーが特定のアトリビュートからエレメントを選択、またはアトリビュートを選択してからエレメントを選択することによって、独自のフィルターを作成できます。
- 階層プロンプトでは、ユーザーが特定の階層、プロジェクト内のすべての階層、または検索で返された特定の階層からのアトリビュートおよびアトリビュート エレメントを使用して、独自のフィルターを作成できます。
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ホーム ページで、[新規フィルター] をクリックします。
いずれかのフォルダー ページが表示されている場合は、左側のアイコン バーで [作成] をクリックして、[新規フィルター] を選択します。
- 左のペインで、フィルター定義として使用するプロンプトにナビゲートします。
- [保存] をクリックします。
- フィルターを保存したいフォルダーに移動します。フィルターの [名前] および [説明] を入力し、[OK] をクリックします。
- これで、作成したフィルターがレポートに追加できるようになりました。手順は、「レポートへのスタンドアロン フィルターの追加」を参照してください。