メトリック関数エディター

メトリック関数エディターを使用すると、データウェアハウスのデータに対して実行される計算であるメトリックをすばやく簡単に作成および編集することができます。メトリックは、ビジネス測定値および重要業績指標を表するもので、スプレッドシートソフトウェアの数式のようなものです。メトリックの作成および編集に使用できるオプションについては、下記で説明します。メトリックを作成する大まかな手順は、メトリックを作成するにはを参照してください。メトリックの編集手順は、メトリックを編集するにはを参照してください。

メトリック計算を直接入力したい場合、または複数のメトリックを組み合わせたメトリックまたはカスタム式を含むメトリックを作成したい場合は、[式エディターを使用] または [式エディターに切り替え] をクリックして、メトリック式エディターの手順に従います。

関数エディターで使用可能オプションは、以下のように、[関数] ダイアログボックス、[テンプレート] ダイアログボックスの概要ダイアログボックスで選択した、メトリックの作成に使用する関数のタイプによって異なります。

グループ関数 (Sum、Average、Average, First,、Maximumなど) を選択した場合は、次のフィールドを使用できます。
- 式: メトリックの計算に使用する、データソースからのビジネスデータを定義します。式には、ビジネスファクト、アトリビュート、または他のメトリックを含めることができます。以下のいずれかを実行します。
  - オブジェクトの名前を入力して式を指定するには、[式] フィールドに、オブジェクトの名前を入力します。入力中に、一致するオブジェクトがドロップダウンリストに表示されます。オブジェクトをクリックまたは入力を続行することができます。売上 - 利益など、複数のオブジェクトを入力できます。
  - オブジェクトを選択して式を指定するには、[ブラウズ] アイコンをクリックします。[オブジェクトを選択] ダイアログボックスが開きます。オブジェクトへナビゲートして選択するか、オブジェクトを検索することができます。
- [レベル]: メトリックが評価されるアトリビュートレベルを定義します。デフォルトでは、メトリックは、配置されるレポート上のアトリビュートのレベルで計算されます。この代わりに、メトリックが配置されるレポートに何が含まれているかに関係なく、メトリック計算に使用するアトリビュートを指定できます。詳しい手順は、デフォルトでは、メトリックは、レポートレベルと呼ばれる、レポートでのアトリビュートのレベルで評価されます。レポートレベルを使用することによって、メトリックの計算をさまざまなレポートに適応させることができます。レポートレベルは、メトリックから削除することができます。レポートレベルを削除すると、レポートに配置されているアトリビュートに関係なく、メトリックに明示的に設定されたレベルのみがメトリック計算に影響します。メトリックにレベルを追加するためにレポートレベルを削除する必要はありません。レポートレベル、およびレポートレベルの削除による影響についての詳しい説明は、『上級レポーティングヘルプ』を参照してください。以下のいずれかを実行します。メトリックからレポートレベルを削除するには、[レポートレベル] の隣にある [削除] アイコンをクリックします。レポートレベルが削除された後にそのレポートレベルをメトリックに追加するには、[レポートレベルを追加] アイコンをクリックします。を参照してください。
- [条件]: メトリックに含める値をフィルターするための条件を定義します。たとえば、条件付メトリックは "北東部" 地域のみの売上を計算できます。メトリックがレポートに配置された場合、条件はそのメトリックのみに適用されて、他のメトリックには影響しません。メトリック条件は、フィルターである場合も、フィルターのリストを返すプロンプトである場合もあります。各メトリックに関連付けられるフィルターまたはプロンプトは 1 つだけですが、フィルターには複数の条件を含めることができます。メトリックに条件を追加する手順の詳細は、条件を追加するを参照してください。
- [トランスフォーメーション]: トランスフォーメーションを定義することによって、"4 か月前" などのオフセット値をメトリックに適用します。たとえば、今年から昨年までの売上の数値を比較できます。メトリックにトランスフォーメーションを追加する手順の詳細は、トランスフォーメーションを追加を参照してください。
データマイニング、日付、OLAP、および順位付けの関数などの非グループ関数を選択した場合は、関数に入力値 (引数と呼ばれる)、および関数の動作を指定するために使用するパラメーターを定義します。たとえば、NTile 関数には Ascending と Tiles という 2 つのパラメーターがあります。Ascending によって NTile の順序が昇順か降順かが制御され、Tiles によって分割の数が設定されます。関数の引数およびパラメーターのリストを表示するには、ダイアログボックス下部の [詳細] をクリックします。
- リストされた各引数に対して、値を入力するか、[ブラウズ] アイコンをクリックして、メトリック、ファクト、プロンプト、または関数の入力値として使用できる他の互換性のあるオブジェクトを検索します。
- リストされた各パラメーターに対して、値を入力するか、またはドロップダウンリストからパラメーター値を選択します。

関数エディターにアクセスするには

任意のページで [作成] をクリックして、[新規メトリック] を選択します。[関数またはテンプレートを選択] ダイアログボックスが開きます。
下のペインで、メトリック内でデータを計算するために使用する関数を選択します。以下のうちいずれかを実行することによって、ペイン内に表示される関数のリストを絞り込むことができます。
- 関数を名前で検索するには、検索フィールドに関数の名前を入力します。
- ドロップダウンリストから、[数学関数] または [会計関数] などの関数カテゴリを選択します。ペインが更新されて、選択されたカテゴリに属する関数のみが表示されます。
関数を選択すると、構文の説明がダイアログボックスの下部に表示されます。[詳細] をクリックして、構文および例などの、関数についての詳細情報を表示します。
[次へ] をクリックして、メトリックに関数を追加します。関数エディターが開きます。

メトリック関数エディター

関数エディターにアクセスするには

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