MicroStrategy ONE
2.Intelligence Server をメタデータのコピーに接続
新たに用意した Intelligence Server をメタデータに接続する前に、実稼働メタデータのコピーを、データベース内に作成します。以下、Intelligence Server を、コピーしたこのメタデータに接続することになります。
クラスター環境の Intelligence Server ノードそれぞれについて、以下の手順を繰り返してください。
メタデータ接続の設定
-
MicroStrategy Configuration Wizard を実行します。
cd /opt/mstr/Microstrategy/bin./mstrcfgwiz - [Intelligence Server の構成] を選択し、[次へ] をクリックします。
- [DSN] ドロップダウン リストから、メタデータ リポジトリとの接続に使う DSN を選択します。 データベース接続に用いるユーザー名およびパスワードを入力します。
- [次へ] をクリックします。
- [選択したサーバー定義を、使用可能として使用] をオンにしてください。
- [既存のサーバー定義] ペインで、使用するサーバー定義を選択します。
- [次へ] をクリックします。
Intelligence Server のポート番号その他を定義
- Intelligence Server について、次の事項を定義します。
- ポート番号:管理者は デフォルトのポート番号 (34952) を使用することも、別のポート番号を指定することもできます。サーバー プロセスは、このポート番号に基づいて、現在稼働中のコンピューターで自身を識別します。ポート番号が共有環境などで別のプロセスによって使用されている場合は、使用可能なポート番号を指定します。
REST ポート番号:Intelligence Server 内の REST API Server に対しては、デフォルトのポート番号 (34962) を使うほか、別のポート番号を指定することも可能です。ただし、Intelligence Server と同じポート番号は使えません。
REST API Server のログ出力に関する設定は、「診断および実行ログ」ツールでおこないます。[実行設定] タブに切り替えると、Network Classes 以下に REST Trace というディスパッチャーがあるはずです。詳しくはSystem Administration Helpの「ログ出力対象の設定」節を参照してください。
- [Intelligence Server をサービスに登録]:Intelligence Server をサービスに登録する場合は、このチェック ボックスを選択します。
- [起動時にロードするプロジェクト]:これ メタデータ リポジトリにあるすべてのプロジェクトが表示されます。選択したサーバー定義とともに使用するプロジェクトを選択できます。選択したプロジェクトは、起動時にサーバーにロードされます。
- [終了時に、Intelligence Server を起動]:この構成を完了した段階で Intelligence Server を起動する場合は、このチェック ボックスを選択します。
- [参照不可 DSN を指定]:このチェック ボックスを選択すると、すべての DSN(MicroStrategy で作成されるデータベース インスタンスに使用される)がローカルで使用可能かどうかを確認します。これは、MicroStrategy 内のデータベース インスタンスをそれぞれの関連するデータ ソースに正しく接続するのに役立ちます。
デフォルトでは、このチェック ボックスがクリアされているため、データベース インスタンスで使用されるすべてのローカル DSN が使用可能かどうかは確認されません。これにより、データベース インスタンスで使用されるローカル DSN の一部が使用可能でない可能性がありますが、Intelligence Server の構成プロセスに必要なシステム リソースを節約できます。
- [次へ] をクリックします。
- SSL (Secure Socket Layer) プロトコルで、Intelligence Server と Developer の間の通信を暗号化します。
SSL を構成:このオプションは、SSL プロトコルを使用して Intelligence Server および Developer の通信を有効化するかどうかを指定します。Intelligence Server および Developer 通信に対する SSL プロトコルの使用を無効化するには、このチェックボックスをクリアします。REST ポート番号を介した SSL 通信にも、この指定は適用されます。
SSL プロトコルを有効化する場合は、以下の情報を提供する必要があります。
- 証明書:Intelligence Server 用に作成した SSL 証明書ファイル。[参照] ボタンをクリックし、証明書ファイルへ移動して選択します。
- キー:Intelligence Server の証明書をリクエストした際に作成した秘密キー ファイル。[参照] ボタンをクリックし、秘密キー ファイルへ移動して選択します。
- パスワード:SSL 証明書の秘密 キーを作成する際に使用したパスワードを入力します。
SSL ポート :SSL アクセスに使用するポート番号。デフォルトでは、ポートは 39321 です。
Developer で SSL プロトコル通信を有効化するには、Project Source Editor を使用する必要があります。SSL プロトコル通信の有効化に必要なほかのタスクを完了するための手順は、System Administration Helpを参照してください。
ポートの構成には、クライアント証明書が必要:選択した場合、クライアント証明書の検証を含む SSL 通信が Intelligence Server で構成されます。ただし REST ポート番号には適用されません。以下の情報を指定します。
SSL ポート :Intelligence Server が SSL 通信に使い、クライアント証明書を検証するポート番号。
Truststore:クライアント証明書 truststore の場所。
- [次へ] をクリックします。
- ローカル Intelligence Server の、デフォルトの統計リポジトリーを指定し、プロジェクトの基本統計ログを有効にします。
- これを、ローカル Intelligence Server メタデータのデフォルトの統計データベース インスタンスにする:このチェックボックスを選択して、統計の記録に使用する統計リポジトリーを選択します。このチェックボックスをクリアすると、デフォルトの統計データベース インスタンスは Intelligence Server 用に定義されません。
- デフォルトの統計リポジトリを定義する際、次の構成情報を提供する必要があります。
- DSN:統計リポジトリーのデータソース名を選択します。
- ユーザー名:統計データソースに接続できるユーザーのデータベース ユーザー名を入力します。
- パスワード:統計データソースに接続できるユーザーのパスワードを入力します。
- 基本統計を有効化 (新しく作成したプロジェクトおよび統計をログしていない既存のプロジェクトに):新しく作成したプロジェクトや、現在統計のログを作成していないプロジェクトの基本統計を有効化します。MicroStrategy Developer のプロジェクト設定エディターで、次のように設定を変更できます。
- プロジェクトの追加の統計を有効化します。
- このチェックボックスをオフにすると、プロジェクトの基本の統計および追加の統計を有効化します。
統計リポジトリーの DSN が存在しない場合は、[新規作成] をクリックして MicroStrategy Connectivity Wizard を開き、新しい DSN を作成します。
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メッセージ サービスを有効にし、そのホストおよびポートを設定します。
メッセージ サービスのホスト/ポート:メッセージ サービスのホスト名または IP アドレスを指定してください。
この設定は次のような書式で指定します。
server1.acme.com:9092 - [次へ] をクリックします。
- 要約情報を確認し、[保存] をクリックします。
- [終了] をクリックします。
