Version 2021

リンク、ドリル、およびセレクターが連動するしくみ

下の例の [Central] (中部) のように、ドキュメント上のレポート内のオブジェクトに下線が付けられている場合、ユーザーはそれをクリックすることができます。

グリッド上に下線付きのオブジェクトを含むドキュメント

オブジェクトに下線が付いている場合は、以下のいずれかである可能性があります。

  • リンク(別のドキュメントまたはレポートへの)
  • セレクター(グリッドまたはグラフ内に別のオブジェクトを表示するための)
  • ドリル(ドリル パスで定義された別のレベルの集計への)
  • 上記の可能性の任意の組み合わせ

[Central] (中部) がリンク、セレクター、およびドリルのすべてである場合は、ユーザーがクリックするとどうなるのでしょうか。セレクターとは異なり、リンクとドリルはドロップダウン メニューからアクセスできるので、この場合はセレクターとして機能します。上の例では、下線付きのオブジェクトの上にカーソルを置くと、ドロップダウン アイコンが表示されます。アイコンをクリックすると、リンク ([Employee Data by Region] (地域別従業員データ)) とドリル ([Drill to Call Center] (コール センターにドリル)) が表示されます。

上に示す例で [北東部] をクリックすると、下に示すように、右側のグラフに "北東部" の値が表示されます。

グリッドで [Northeast] (北東部) をクリックすると、グラフに "Northeast" の値が表示されます。

オブジェクトにデフォルトのリンクとドリルが含まれる場合、オブジェクトの上にカーソルを置くと、リンク名 (下の例では、[Employee Data by Region] (地域別従業員データ)) が表示されます。オブジェクトをクリックすると、リンクが実行されます。デフォルトにより、リンクがクリックされたときに実行される動作はデフォルト リンクなので、処理と表示内容の両方で、デフォルト リンクがドリルよりも優先されます。

オブジェクトにデフォルト リンクとドリルを含むドキュメント

[Central] (中部) をクリックした場合、ターゲットレポートが実行され、次に示すように、"Central" 地域の従業員についての情報を表示します。

リンクのターゲット レポート

この 2 つ目のドキュメントでは、最初の例の場合と同様に、下線付きのオブジェクトの上にカーソルを置くと、ドロップダウン メニュー アイコンが表示されます。このアイコンをクリックすると、リンクとドリルが表示されます。地域からコール センターにドリルするには、メニューでドリルを選択します。

ドロップダウン メニューを表示している、オブジェクトにデフォルト リンクとドリルを含むドキュメント

ドリル先レポートを次に示します。

コール センターを表示している、ドリル先レポート

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