Version 2021
データの表示方法の理解: インクリメンタル フェッチ
インクリメンタル フェッチは、データをいつどのように表示するかを決定します。ソフトウェアが返すデータの量が少なくなると、レポート結果を早く取得できます。MicroStrategy がインクリメンタル フェッチを使用するときの 2 つのインスタンスは、アウトライン モードでレポートを実行するとき、またはアトリビュート エレメントをフィルターに追加するときです。
フィルターでインクリメンタル フェッチが使用される方法
レポートを実行してアトリビュート エレメント フィルターを追加すると、次の図に示すように、インクリメンタル フェッチにより [Available] (使用可能) フィールドに一度に表示されるアトリビュート エレメントの数が決定されます。これは、MicroStrategy が一度に返すデータの量を制限することで、情報を早く取得するのに役立ちます。
アウトライン モードでインクリメンタル フェッチが使用される方法
レポートをアウトライン モードで実行すると、インクリメンタル フェッチにより表示するレベルに基づいて返されるデータの量が決まります。下の図で、次の例を参照してください。レポートをアウトライン モードで表示すると、レポートの最上部で番号付きボタンをクリックして特定のレベルでデータを表示できます。たとえば、レベル 2 を選択した場合、インクリメンタル フェッチによりレベル 2 で使用可能なデータ（すべての列と行、またはレポート上のすべてのデータ）が表示されます。レベル 1 を選択した場合、"Customer Region"（顧客地域）列と使用可能なメトリック合計がすべて表示されます。
アウトライン モードは、レポート上のデータのサブセットのみ表示するときに役立ちます。"Northeast"（北東部）顧客地域の合計収益のみを表示する場合、アウトライン モードでレポートを表示することをお勧めします。
