メトリック条件プロンプトを作成するには

メトリック条件プロンプトによって、ユーザーは、レポート上のメトリックの 1 つについて返されるデータに対する独自のフィルターを即座に作成できます。メトリック プロンプトは、1 つ以上のメトリックを選択することによって作成します。ユーザーは、これらのメトリックに基づいてフィルターを定義できます。

メトリック プロンプトの例およびイメージは、『基本レポーティング ヘルプ』 の「データからの必要な情報の取得」の章を参照してください。

プロンプトに選択したメトリック自体がレポートに表示される必要はありません。たとえば、店舗のマネージャーが、現在の在庫が特定の数を下回っている製品の売上データを表示するレポートを必要としているとします。ただし、必ずしもそれらの製品の在庫数をレポートに表示する必要はありません。

プロンプトに回答するときに、ユーザーは、メトリックの値、順位、またはパーセンテージに基づいてフィルターを定義できます。

スタンドアロン プロンプトを作成するか、フィルター内に埋め込まれるプロンプトを作成できます。メトリック条件プロンプトは、メトリック セット条件で使用される場合があります。

メトリック条件プロンプトを作成するには

1. 任意のページで [作成] をクリックして、[新規プロンプト] をポイントし、[メトリック条件プロンプト] を選択します。[新規プロンプト] ページが開きます。
2. メトリックを選択し、そのフィルターを [定義] タブで定義します。次のいずれかを選択してください。
   • [メトリックを選択]: プロンプトで使用する特定のメトリックをブラウズして選択します。選択したメトリックに基づいて、ユーザーはレポート データをフィルターできます。
   • [メトリックの既定リストを使用]: このオプションは、ユーザーが選択できるメトリックのリストを作成するために選択します。[追加] をクリックし、メトリックを選択して、[OK] をクリックします。オブジェクトを削除するには、それを強調表示して [削除] をクリックします。すべての項目を削除するには、[クリア] をクリックします。
   • [検索オブジェクトの結果を使用]: 以前に検索オブジェクトを作成しておいた場合は、検索オブジェクトをブラウズして選択するか、検索オブジェクトの名前を指定します。ユーザーがレポートを実行したときに、検索オブジェクトによって特定のプロジェクト オブジェクトが検索および表示されます。これによって、プロジェクト内の最新のオブジェクトを使用してユーザーにプロンプトを表示できます。たとえば、名前に Revenue が含まれるすべてのメトリックの検索から、メトリックをユーザーに選択させることができます。
3. [一般] タブをクリックします。
4. [タイトル] フィールドと [説明] フィールドで、プロンプトのタイトルと説明を指定します。
5. レポートを実行する前にユーザーにプロンプトへの回答を要求するには、プロンプトが回答を必要とするかどうかを指定します。[プロンプト回答が、必要です] チェックボックスを選択します。
6. 必要に応じて、許可するプロンプト回答の最大数および最小数を設定します。[最小回答数] フィールドと [最大回答数] フィールドで、これらの数値を入力します。最大数を指定しない場合でも、最小数を指定できます。
7. ユーザーがプロンプトへの回答を保存して再使用できるかどうかと、できる場合は、保存できるプロンプト回答の数を指定します。[許可した個人回答] ドロップダウン リストから、以下のいずれかを選択します。
   • ユーザーがプロンプト回答を保存および再使用できないようにするには、[なし] を選択します。
   • ユーザーが 1 つのプロンプト回答のみを保存および再使用できるようにするには、[1] を選択します。
   • ユーザーが複数のプロンプト回答を保存および再使用できるようにするには、[複数] を選択します。
8. [スタイル] タブをクリックします。
9. [表示スタイル] ドロップダウン リストから、[テキストボックス] などのプロンプトのプレゼンテーション スタイルを指定します。これは、プロンプトがユーザーに表示される方法です。
10. プロンプトのテキスト フィールドとオプションが固定サイズになるように、[テキストボックスの固定した幅] チェックボックスまたは [テキストボックスの固定した高さ] チェックボックス、あるいはその両方を選択して、プロンプトのテキスト フィールドとそのフィールド内のオプションのサイズを指定します。
11. プロンプト オプションが配置される方法を指定するには、[方向] ドロップダウン リストから [縦位置] または [横] を選択します。
12. 1 行または 1 列 (配置によって異なる) に表示されるプロンプト回答の数を指定するには、[各列/行の項目] フィールドに数値を入力します。
13. 検索オブジェクトを使用している場合は、ユーザーが検索ボックスを使用してプロンプト回答を見つけることができるかどうかを指定できます。オブジェクトを検索すると、アナリストは、プロンプトに回答するために使用する特定のオブジェクトをすばやく見つけることができます。[検索ボックスを表示] ドロップダウン リストから、以下のオプションを選択します。
    1. 検索ボックスを表示するには、[真] を選択します。

    2. 検索ボックスを表示しないためには、[偽] を選択します。

    [テキストボックス] 表示スタイルを使用している場合は、[検索ボックスを表示] オプションは使用できません。

14. オブジェクト パス (フォルダー階層) を表示するには、[フォルダー構造を使用] チェックボックスを選択します。このオプションは、検索オブジェクトにのみ使用可能で、同じオブジェクトが同じ名前で複数のフォルダーに保存されている場合に便利です。[ショッピング カート] スタイルを使用している場合は、チェックボックスを選択して、プロンプトの選択肢をフォルダー構造で表示することができます。
15. 検索時にユーザーがルート フォルダーより上に移動できるようにするには、[ナビゲーションを許可] チェックボックスを選択します。
16. [条件] タブをクリックします。
17. [デフォルト条件演算子] ドロップダウン リストからオプションを選択することによって、プロンプトに表示されるデフォルト条件演算子（たとえば、[ > ] または [ < ]）を指定します。
18. [条件間のデフォルト演算子] ドロップダウン リストからオプションを選択することにより、条件の間で使用されるデフォルトの演算子を指定します。
19. ユーザーが式を変更できるようにするには、[論理演算子の変更を許可] チェックボックスを選択します。
    • ユーザーが式内のすべての条件の間で単一の条件演算子 (AND/OR) のみを使用することができるようにするには、[全条件間に単一論理演算子を使用] オプションを選択します。
    • ユーザーが式内のそれぞれの条件の間でデフォルト演算子を選択することができるようにするには、[ユーザーに条件間での独立論理演算子の設定を許可] オプションを選択します。
20. ユーザーがメトリックの出力レベルを指定できるようにするには、[出力レベル セレクターを表示] チェックボックスを選択します。
21. フィルターのプロンプトを作成する場合、[OK] をクリックしてフィルター内のプロンプトを保存します。[新規フィルター] ページに戻ります。メトリック セット条件の作成を完了するには、この手順 からはじめます。プロンプトを保存するには、[名前を付けて保存] を選択します。[名前を付けて保存] ダイアログ ボックスが開きます。
22. 名前、説明、プロンプトを保存する場所を指定して、[OK] をクリックします。

これで、新規プロンプトをレポートに追加できるようになりました。 レポートへのプロンプトの追加を参照してください。