5.アップデート モードでのインクリメンタル更新

MicroStrategy Backup インクリメンタル更新では、メタデータ、キューブ、キャッシュ、イメージ、プラグイン、Platform Analytics を含む新しい変更を元のクラウド環境から新しいクラウド環境に移行することができます。典型的な使用事例としては、ユーザーが複数の環境を並行して使用しており、ある環境から別の環境へ変更を移行したい場合などが挙げられます。次にその例を示します。

• アップグレードの際に、ストリームライン ワークフロー (DEV – QA – PROD) がある場合。全てのテスト完了後、インクリメンタル更新を利用して、すべての変更を本番用環境に適用できます。
• ディザスタ リカバリ用にバックアップ環境を備える必要がある場合。

AWSでインクリメンタル更新を使用する場合、バックアップを3.MicroStrategy Backup の実行.

Azure でインクリメンタル更新を使用する場合、バックアップを Azure ストレージ アカウントにアップロードする必要があります。Azure ストレージ アカウントは3.MicroStrategy Backup の実行.

前提条件

1. 移行先環境は、MicroStrategy Backup ファイルから復元された環境である。
2. ステップ 1 (次の図を参照) で生成したバックアップ ファイルと、ステップ 3 (次の図を参照) で生成したバックアップ ファイルは、同じ移行元環境からのものである。

3. Azure ユーザーの場合:インクリメンタル更新の前に必要な権限を固定しておく必要がある。KB585055 を参照してください。

次の図は、MicroStrategy Backup による環境カットオーバーの方法を示したものです。