Version 2021

[カタログ オプションの編集] ダイアログ

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[カタログ オプションの編集] ダイアログで、データベースのデータ ソースへの接続ごとに、名前空間、テーブル、列を取得、キャッシュする方法を定義します。これには、SQL または ODBC 呼び出しの使用、SQL のカスタマイズ、該当する名前空間の選択、およびデータベースのテーブルおよび列の名前をキャッシュする方法の指定が含まれます。

アクセス

[カタログ オプションの編集] ダイアログにアクセスするには:

  1. [データを追加] > [新規データ] を選択します。
  2. 接続に使うデータベースを選択します。
  3. オプションを選択し、[次へ] をクリックします。
  4. [データ ソース/プロジェクト] ペインで、データ ソース/プロジェクトを選択します。
  5. [利用可能なテーブル/データセット] ペインで、[カタログ オプションの編集] を選択します。

フィールド

[取得モード]: データ取得に SQL と ODBC の両方の呼び出しをサポートするデータ ソースのために、データを取得する方法を選択します。ほとんどの場合には、ODBC 呼び出しよりも、データ ソース SQL を使用することをお勧めします。

  • [データ ソース SQL]: このオプションを使用して、すべてのプラットフォーム (Microsoft Access 以外) のためにデータを取得するように SQL をカスタマイズできます。このオプションを選択すると、データの取得に使用されるデフォルトの SQL が表示されます。[デフォルト値を使用] チェックボックスをクリアして、このデフォルト SQL を手動で変更することができます。使用する構文がご使用のデータ ソースに有効であることを確認してください。

    [デフォルト値を使用] チェックボックスを選択した場合、または名前空間またはキャッシュ オプションを変更した場合は、デフォルト SQL に行ったカスタマイズは上書きされます。カスタマイズ事項を別のバックアップ ファイルにコピーしてから、このオプションを選択し、あるいは名前空間やキャッシュに関するオプションを変更するようにしてください。

  • [ODBC コール]: このオプションは、データベース カタログ テーブルの取得に ODBC 呼び出しをサポートしているデータベース タイプに接続する場合に使用できます。Microsoft Access データベースを使用する場合、自動的に ODBC 呼び出しが使用されます。

    このオプションを選択すると、データベース カタログ テーブルの取得に標準の ODBC 呼び出しが使用されて、カスタマイズを行うことができなくなります。このオプションを選択した結果、データベース カタログ テーブルが正しく取得されない場合は、[データ ソース SQL] オプションを選択して、データベース カタログ テーブルの取得方法をカスタマイズできます。

[名前空間]: どの名前空間からデータ ソースのためのデータを取得するかを選択できます。

  • [すべて]: すべての名前空間のデータが取得されます。SQL を使用してデータを取得すると、名前空間に基づくフィルターを削除するように、SQL ステートメントが自動的に更新されます。

    このオプションを選択すると、名前空間をロードせず、テーブルを直接、GUI にロードするようになります。データ ソースが名前空間をサポートしていない場合は、デフォルトで [すべて] が選択され、変更することはできません。[すべて] は、データ ソースに空の名前空間が存在する場合にも役に立ちます。空の名前空間は GUI から表示することができないため、このオプションを使用することによって、名前空間を選択して空の名前空間にテーブルを直接読み込むステップをスキップできます。

  • [現在のみ]: 選択された名前空間についてのみ、データが取得されます。SQL を使用してデータを取得すると、現在の名前空間に基づいたフィルターを追加するように、SQL ステートメントが自動的に更新されます。[プレビュー] 領域の近くのドロップダウンから、使用する名前空間を選択できます。

[キャッシュ]: データベースからのテーブルおよび列の名前をキャッシュして、そのデータへのアクセスのパフォーマンスを向上させることができます。

これらのキャッシュを作成して、メモリに保存する必要があります。大容量のデータベースを使っている場合、このキャッシュにはかなりのデータが入るかも知れません。これを考慮してキャッシュ レベルを選択する必要があります。さらに、キャッシュ レベルを選択してから、列またはテーブルの名前が変更された場合 (一般的にまれなケース)、キャッシュが新しい名前で自動的に更新されることはありません。キャッシュを更新するために、そのデータベースまたは特定のデータベース テーブルの更新を行う必要があります。

以下のキャッシュ レベルから選択できます。

  • [テーブル名と列名]: テーブル名と列名が両方とも、キャッシュに含まれます。これにより、テーブルと列の名前をデータベースからではなくキャッシュから取得することで、データベースからデータを取得する際のパフォーマンスを向上させることができます。また、これは、テーブルおよび列のキャッシュの情報を保存する観点から、最大のメモリを必要とします。

    このオプションを選択して、データの取得に SQL を使用する場合は、テーブルと列の取得に 1 つの SQL ステートメントが使用されます。

  • [テーブル名のみ]: テーブル名がキャッシュに含まれます。これにより、テーブル名をデータベースからではなくキャッシュから取得することで、データベースからデータを取得する際のパフォーマンスを向上させることができます。列名はキャッシュに含まれないので、常にデータベースから取得する必要があります。これは、キャッシュ サイズが大きすぎる場合に、[テーブル名と列名] オプションに代わる合理的選択肢です。

    このオプションを選択して、データの取得に SQL を使用する場合は、テーブルと列を取得するのに、それぞれ別々の SQL ステートメントが使用されます。

  • [なし]: データベースのデータはキャッシュされません。これにより、テーブルまたは列のキャッシュ情報を作成したり保存したりするためのメモリが必要なくなりますが、テーブルおよび列の名前を常にデータベースから取得する必要があるため、パフォーマンスに影響する可能性があります。

    このオプションを選択して、データの取得に SQL を使用する場合は、テーブルと列を取得するのに、それぞれ別々の SQL ステートメントが使用されます。

名前空間の取得およびキャッシュ

名前空間の取得およびキャッシュは、[取得モード] オプションや [キャッシュ] オプションの影響をうけません。これらの設定は、テーブルと列にのみ適用されます。

データ ソースで利用可能な名前空間を取得: このオプションを選択することによって、名前空間が存在する場合にそれらを取得するように SQL をカスタマイズできます。このオプションは、[名前空間][現在のみ] が選択されている場合にのみ使用できます。名前空間の取得に使用されるデフォルトの SQL (空の可能性がある) が表示されます。[デフォルト値を使用] チェックボックスをクリアして、このデフォルト SQL を手動で変更することができます。取得された名前空間は、常にキャッシュされます。

名前空間の取得方法は、SQL ステートメントで定義されます。

  • [空]: 空の SQL ステートメントは、ODBC 呼び出しを使用して名前空間を取得します。データ ソースで ODBC 呼び出しがサポートされていることを確認する必要があります。
  • [Non-Empty] (空でない): SQL 文は名前空間を取得します。使用される構文が、データ ソースに有効であることを確認する必要があります。

[デフォルト値を使用] チェックボックスを選択すると、デフォルトの SQL に行ったカスタマイズが上書きされます。このチェックボックスを選択したり、名前空間またはキャッシュのオプションを変更したりする前に、カスタマイズを別のバックアップ ファイルにコピーしてください。

利用可能なテーブルのプレビュー

データ ソースから名前空間、テーブル、および列を取得する方法を定義すると、利用可能なテーブルを表示できるようになります。[利用可能なテーブルのプレビュー] ペインで、名前空間を選択してみましょう。すると、ここにどんなテーブルがあるか、が分かります。さらに、テーブルを展開すると、どんな列があるか調べられます。列の名前とデータ タイプが表示されます。

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