Version 2021

警告エディター

警告ベースの購読を作成することによって、レポート上のメトリックが特定のしきい値条件を満たした場合に、ユーザー自身やほかのユーザーが自動的に通知を受け取ることができます。警告は、メール アドレス、または MicroStrategy Mobile がインストールされた iPhone、iPad、 または Android デバイスに送信することができます。これにより、ビジネス上の意思決定をするうえで重要と思われるデータに対して、ユーザーに通知できます。

レポート内のメトリック値に書式を自動的に適用させることによって、警告のしきい値条件を満たすデータに直ちに注意を引くこともできます。たとえば、レポート内の在庫数データが 1,000 個を下回ったら、1,000 個を下回る値を赤いテキストで表示して、そのレポートを自分宛に送信するように指定することができます。

下記の説明のように、警告に表示する件名およびメッセージ、および警告が閲覧されるときに表示されるレポートまたはドキュメントを指定することができます。MicroStrategy Mobile アプリケーションが実行されていない場合でも、モバイル デバイスで警告を受信して表示することができます。

警告についての概要、および警告を作成する詳細な手順は、『基本レポーティング ヘルプ』「レポートの書式設定」の章を参照してください。

ツールバー

警告エディターの上のツールバーには、以下が含まれます。

  • レポートの各メトリックの名前を含むドロップダウン (最も左)。新しいしきい値の条件を作成するには、値を書式設定したいメトリックを選択して、[新規条件を追加するには、ここをクリックしてください] をクリックします。しきい値の条件の作成手順を含む、警告を定義する詳細な手順は、『基本レポーティング ヘルプ』「レポートの書式設定」 の章を参照してください。
  • [条件を追加] [条件を追加] アイコン : 警告に新しいしきい値の条件を追加します。
  • [すべてをクリアー] [すべてをクリアー] アイコン: ドロップダウンで選択したレポート オブジェクトのすべてのしきい値の条件を削除します。
  • [セル書式] [セル書式] アイコン : しきい値条件を満たすデータに自動的に適用される書式を変更します。フォント、色、配置、およびその他のオプションを調整することで、しきい値の値を書式設定する場合は、[フォント]、[表示形式]、[配置]、[色]、および [線] タブで適切な選択を行います。使用可能なオプションの詳細は、[しきい値をフォーマット] ダイアログ ボックスを参照してください。
  • [メトリックのみフォーマット] [メトリックのみフォーマット] アイコン : このオプションを選択すると、しきい値の条件を満たすメトリックの値にのみ書式を適用します。このオプションは、デフォルトで選択されています。
  • [小計のみフォーマット] [小計のみフォーマット] アイコン : このオプションを選択すると、しきい値の条件を満たすメトリックの小計の値にのみ書式を適用します。
  • [メトリックおよび小計をフォーマット] [メトリックおよび小計をフォーマット] アイコン : このオプションを選択すると、メトリック値と小計の両方に書式を適用します。

配信設定

以下の配信設定のオプションがあります。

  • [名前]: 購読の名前を入力します。
  • [スケジュール]: スケジュールまたはイベントを選択して、いつ警告を配信するかを指定します。スケジュールの選択肢は MicroStrategy Developer のスケジュール マネージャーで作成されます。手順は、System Administration Help「ジョブおよび管理タスクのスケジュール作成」の章を参照してください。
  • 修正後: 警告を送信する受信者を選択して、[OK] をクリックします。
  • [送信]: レポートを送信する場所を指定します。使用可能なオプションは、割り当てられた権限によって異なる可能性があります。必要な権限についての詳細は、前提条件を参照してください。この設定は、メール アドレスに送信される警告にのみ使用できます。以下のオプションがあります。

    • [データをメール内に]: レポートは、メール内に表示されます。
    • [データをメール内および履歴へ]: レポートがメール内に表示され、[履歴] にも配信されます。
    • [データおよび履歴へのリンクをメール内に]: レポートが、レポートの履歴の場所へのリンクとともにメールに表示されます。
    • [履歴へのリンクをメール内に]: レポートの [履歴] の場所へのリンクは、メール内で提供されます。
  • [配信フォーマット]: 送信するレポートのフォーマットを選択します。HTML 以外の形式を選択した場合、[コンテンツの圧縮] チェックボックスを選択することで添付ファイルのサイズを縮小できます。Excel または PDF を選択した場合、レポートは添付ファイルとしてメールに添付されます。このオプションは、メール アドレスに送信する警告でのみ使用できます。
  • [コンテンツの圧縮]: レポートを ZIPファイルに含めることで添付ファイルのサイズを縮小するかどうか指定します。このオプションは、メール アドレスに送信する警告でのみ使用できます。
  • [デバイス タイプ]: レポートを送信したいモバイル デバイスのタイプを指定します。このオプションは、モバイル デバイスに送信する警告でのみ使用できます。
  • [ターゲット アプリケーション]: レポートを送信したいアプリケーションのタイプを選択します。このオプションは、モバイル デバイスに送信する警告でのみ使用できます。
  • [件名]: メールまたは Mobile 通知の件名に表示するレポートの説明を入力します。モバイル デバイスの警告は、件名が 25 文字を超えないようにする必要があります。
  • [メッセージ]: メールまたは Mobile 通知の本文に表示されるメッセージを入力します。モバイル デバイスの警告は、メッセージは 50 文字を超えないようにする必要があります。
  • [プレビューを今すぐ送信]: 警告を作成した直後に、選択した受信者にレポートのプレビューを送信するかどうか指定します。
  • [すべてのデータを表示して、条件を満たすセルをフォーマット]: 警告の条件を満たすメトリックの値に書式設定が適用されている警告が定義されているレポートを送信する場合、このオプションを選択します。
  • [別のレポートまたはドキュメントを送信]: 警告の条件が満たされたときに警告通知の一部として送信するレポートまたはドキュメントを指定できます。たとえば、レポート内のメトリックが、定義した警告の条件を満たした場合、関連するレポートをユーザーのモバイル デバイスに送信するように選択することができます。送信したいレポートまたはドキュメントを指定するには、このオプションを選択します。メールで送信するレポートまたはドキュメントを参照して選択し、[OK] をクリックします。選択したレポートをシステムが正しく実行するようにするには、レポートにデフォルト プロンプト回答を必ず含めておくようにします。デフォルトのプロンプト回答を指定する手順は、レポートにデフォルト プロンプト回答を使用するかどうかを指定するにはを参照してください。
  • [このメトリックの値を使用してアプリケーション バッジを更新]: このオプションを選択すると、しきい値条件が満たされたときにモバイル デバイス上の MicroStrategy Mobile アプリケーション アイコンの隣のバッジを更新します。チェックボックスの隣のドロップダウンから、アプリケーション アイコンの隣に表示する数値を含むメトリックを選択します。レポートのこのメトリックに対して複数のデータ行が存在する場合は、選択されたメトリックについて、レポート上に表示される最初の値がモバイル デバイスで表示されます。このオプションは、モバイル デバイスに送信する警告でのみ使用できます。
  • [高度なオプション]:

    • [パスワードで保護された Zip ファイル]: ZIP ファイルに含まれるレポートをパスワード保護するには、このオプションを選択します。[Zip ファイルをパスワード保護] チェックボックスを選択して、ZIP ファイルのパスワードを入力します。このオプションは、メール アドレスに送信する警告でのみ使用できます。このオプションは、[コンテンツの圧縮] チェックボックスが選択されている場合にのみ使用できます。
    • [Zip ファイル名]: ZIP ファイルの名前を [ZIP ファイル名] フィールドに入力します。このオプションは、メール アドレスに送信する警告でのみ使用できます。このオプションは、[コンテンツの圧縮] チェックボックスが選択されている場合にのみ使用できます。
    • [配信終了日]: 警告に有効期限を指定するには、[配信終了日] チェックボックスを選択し、カレンダーから日付を選択します。
    • 複数の受信者を選択した場合は、以下のオプションが表示されます。

      • [受信者に配信設定の変更を許可]: 受信者が、購読の有効期限切れの日付などの、購読の送信設定を変更できるようにします。
      • [受信者にパーソナリゼーションの変更を許可]: 受信者が、レポートのプロンプト回答などの、パーソナライゼーション設定を表示および変更できるようにします。
      • [受信者に購読解除を許可]: 受信者はレポートから購読を解除できます。

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