Version 2021
効率のよい検索構文を使うには
検索構文は、以下のように、使用している検索のタイプによって異なります。
検索の演算子
演算子を使用して用語や語句を組み合わせることによって、検索をより効果的にすることができます。
- 用語は、sales または analysis などの単語です。
- 語句は、"sales analysis" のように二重引用符で囲まれた複数の語です。
検索では、以下の演算子を使用できます。
- OR: デフォルトの演算子で、用語が演算子で区切られない場合に使用します。OR によって用語が関連付けられ、用語のいずれかが存在する場合に、一致するオブジェクトが見つかります。
- AND: 両方の用語が名前のどこかに存在するオブジェクトを検索します。
- + (半角のプラス記号): オブジェクトの名前にその用語が存在していることを必要とします。必須の用語を + の後に入力する必要があります。
- NOT: 名前にその用語を含むオブジェクトを除外します。検索には、除外する用語だけでなく、検索する用語も含まれている必要があります。
- - (半角のマイナス記号): 名前にその用語を含むオブジェクトを除外します。NOT 演算子を使用する検索とは異なり、この検索には、除外する用語のみを使用できます。
演算子は、and や And ではなく、AND のように全文字を大文字にする必要があります。
SALES という用語または REVENUE という用語のいずれかを含むオブジェクトを検索するには、[検索] フィールドに sales revenue
または sales OR revenue
を入力します。
SALES と REVENUE の両方を含むオブジェクトを検索するには、[検索] フィールドに sales AND revenue
と入力します。
SALES を含み、REVENUE も含む可能性のあるオブジェクトを検索するには、[検索] フィールドに +sales revenue
と入力します。
SALES を含み、REVENUE を含まないオブジェクトを検索するには、[検索] フィールドに sales NOT revenue
と入力します。
REVENUE を含まないオブジェクトを検索するには、[検索] フィールドに -revenue
と入力します。
+ や - などの特殊文字を検索する必要がある場合は、その文字の前にバックスラッシュ (\) を入力します。これにより、その文字が演算子ではなくて、検索の一部であることを示します。たとえば、RATING +A -A REPORT を検索するには、「rating \+A \-A report
」と入力します。
ビュー フィルター内の検索での演算子およびワイルドカード文字
検索用語を入力する際、1 つ以上の文字を表すために、半角のアスタリスク (*) または疑問符 (?) などのワイルドカード文字を使用できます。ワイルドカード文字は、実際の文字が不明な場合、または名前をすべて入力することを省略する場合に、1 つ以上の文字の代わりに使用されます。
- 半角のアスタリスク(*)は、1 つ以上の文字の代わりに使用します。
- 半角の疑問符(?)は、1 文字の代わりに使用します。
sales*
は、「sales」という単語を含むすべての単語を検索します。アスタリスクの位置が重要です。「sales*
」では、salesman
、または sales tax
が返される可能性がありますが、dollar sales
は返されません。dollar sales
を見つけるには、「* sales
」と入力することができます。
たとえば、sal?
と入力すると、sale
または sal2
などの単語を検索しますが、sales
は検索しません。これは、sales には sal よりも 2 文字多く、疑問符は 1 文字分にしか相当しないためです。
ビュー フィルターでの正確で効率的な構文の例
以下の例では、アトリビュート Name
に、First
および Last
という 2 つの表示(ブラウズ)フォームがあることを想定しています。First
は名、Last
は姓を指します。
- これらのワイルドカードを含まない検索キーワードには、単語の最初と最後にワイルドカードが追加されます。
-
二重引用符で囲んだテキストはすべて、リテラル文字列の比較として扱われます。次にその例を示します。
ユーザーの入力: "aaa"
フィルター: First Name = "aaa" or Last Name = "aaa"
- ユーザーがワイルドカードを指定すると、MicroStrategy Web によるワイルドカードの追加はありません。次にその例を示します。
- スペース、カンマ、または OR という語によって、2 つの条件の間の論理 OR が指定されます。OR は複数のフォームの間に配置します。
- アンパサンド記号(&)または AND という語によって、2 つの条件の間の論理 AND が指定されます。AND は複数のフォームの間に配置します。
- マイナス記号(-)または NOT という語によって、2 つの条件の間の論理 AND NOT が指定されます。マイナス(-)演算子または NOT 演算子が検索テストの始めに配置された場合、演算子は NOT として使用されます。マイナス(-)演算子または NOT 演算子が検索テキストの終わりに配置された場合、演算子は無視されます。
- フォーム名(大文字と小文字を区別しない)の後にコロンを指定して、特定のフォームを検索できます。
- マイナス記号(-)または NOT という語によって、2 つの条件の間の論理 AND NOT が指定されます。マイナス(-)演算子または NOT 演算子が検索テキストの始めに配置された場合、演算子は NOT として使用されます。マイナス(-)演算子または NOT 演算子が検索テキストの終わりに配置された場合、演算子は無視されます。
- 比較演算子(<、<=、>、>=)は、条件の前に配置できます。これらの比較演算子は、検索テキストの最初の文字であるか、または前に空白スペースがある必要があります。
ユーザーの入力: aaa
フィルター: First Name like "*aaa*" or Last Name like "*aaa*"
ユーザーの入力: aaa*
フィルター: First Name like "aaa" or Last Name like "aaa"
ユーザーの入力: a*aa
フィルター: First Name like "a*aa" or Last Name like "a*aa"
ユーザー入力: aaa* *bbb ユーザー入力: aaa*,*bbb ユーザー入力: aaa* OR *bbb
フィルター: (First Name like "aaa*" or Last Name like "aaa*") OR (First Name like "*bbb" or Last Name like "*bbb")
ユーザーの入力: "aaa"&"bbb" ユーザーの入力: "aaa" AND "bbb"
フィルター: (First Name = "aaa" or Last Name = "aaa") AND (First Name = "bbb" or Last Name ="bbb")
ユーザーの入力: "aaa" NOT "bbb"
フィルター: (First Name = "aaa" or Last Name = "aaa") AND NOT (First Name = "bbb" or Last Name = "bbb")
ユーザーの入力: -"aaa"
フィルター: NOT (First Name = "aaa" or Last Name = "aaa")
ユーザーの入力: "aaa" AND "bbb" NOT
フィルター: (First Name = "aaa" or Last Name = "aaa") AND (First Name = "bbb" or Last Name = "bbb")
ユーザーの入力: [Last]:aaa
フィルター: Last Name like "aaa"
ユーザーの入力: [First]:aaa OR [Last]: bbb OR ccc
フィルター: (First Name like "*aaa*") or (Last Name like "*bbb*") or (First Name like "*ccc*" or Last Name like "*ccc*)
ユーザーの入力: "aaa" NOT "bbb"
フィルター: (First Name = "aaa" or Last Name = "aaa") AND NOT (First Name ="bbb" or Last Name = "bbb")
ユーザーの入力: - "aaa"
フィルター: NOT (First Name = "aaa" or Last Name = "aaa")
ユーザーの入力: "aaa" AND "bbb" NOT
フィルター: (First Name = "aaa" or Last Name = "aaa") AND (First Name = "bbb" or Last Name = "bbb")
入力: ID > 3000
フィルター: ID greater than 3000
関連トピック
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