Version 2021
ドリル モード基本設定
ドリルは、あらゆるレポート環境において最も強力なデータ分析機能の 1 つです。ドリルによって、レポートまたはドキュメントに直接現れるデータをもとに分析を深めることができます。レポートまたはドキュメントをドリルして元のレポート データと密接に関連するデータを分析したり、まったく別のオブジェクトをレポートまたはドキュメント上に表示して別のコンテキストではデータがどのように見えるかを確認したりすることができます。
たとえば、アナリストが企業の年次売上データの概要を表示していて、そのデータのより詳しい表示にドリルダウンしたい場合があります。アナリストは、ドリルダウンして 1 月の売上データの背後の詳細のみを表示したい場合や、北東部地域の売上データの詳細へドリル ダウンしたい場合が考えられます。同様に、アナリストが最初に詳細レポートを参照していて、ドリルアップしてそのデータの概要を表示したい場合もあります。
[ドリル モード] オプションによって、レポートのデフォルト ドリル設定を選択できます。
レポートまたはドキュメントのドリルは、レポートのデザイナーがドリル マップをレポートに追加した場合にのみ可能です。プロジェクト内のどのレポートにもドリル マップが含まれていない場合でも、以下の基本設定を設定することができますが、基本設定は、ドリル マップを含むレポートに対してのみ影響します。
任意のページの右上で、ユーザー名をクリックし、ドロップダウンから [設定] を選択します。左から、[ドリル モード] を選択します。以下のオプションがあります。
- [共通ドリル基本設定]:
- [ドリル中に親を保存]: ほかのレベルへドリルするときに、ドリル元のオブジェクトを新しいドリル先レポートに表示するかどうかを指定します。また、レポート定義に保存されているドリル設定を強制的に使用するように指定できます。
- ○
- ×
- [レポート定義に保存されている設定を使用]（デフォルト）
- [ドリル中にしきい値を保持]: ドリル時に、レポートのしきい値を新しいドリル先レポートに表示するかどうかを指定します。また、レポート定義に保存されているドリル設定を強制的に使用するように指定できます。この基本設定は、ドリル元のレポートにしきい値が含まれている場合にのみ有効です。
- ○
- ×
- [レポート定義に保存されている設定を使用]（デフォルト）
- [ドリル結果を新規ウィンドウで開く]: ドリル先のレポートを新しいウィンドウに表示するかどうかを指定します。この基本設定を選択すると、新しいドリル先のレポートが表示されるとともに、ドリル元のレポートの表示も保持されます。このチェックボックスは、デフォルトでクリアされています。
- [ドリル中に親を保存]: ほかのレベルへドリルするときに、ドリル元のオブジェクトを新しいドリル先レポートに表示するかどうかを指定します。また、レポート定義に保存されているドリル設定を強制的に使用するように指定できます。
- [Report Services ドリル基本設定]:
- [シンプル ドリル動作]: ドキュメントをドリルしたときに、データの新しい表示が開くかどうかを指定します。
- [自動] (デフォルト): ドリル先のデータが、元々ドキュメントに含まれるようにデザインされたデータのサブセットの一部である場合は、ドリルの結果をそのドキュメント自体の中に自動的に表示することができます。そうでない場合は、新しいレポートが開いて、ドリル先のデータが表示されます。
- [メニュー位置に基づく]: ドリル先のデータが、ドキュメントに元々含まれるようにデザインされたより広範なデータのセットの一部である場合は、ドリルの結果はそのドキュメント内に表示されます。そうでない場合は、新しいレポートが開いて、ドリル先のデータが表示されます。
- [常に新規レポートへドリル]: ドキュメントをドリルすると、常に新しいレポートが開きます。その新しいレポートに、ドリル先のデータが表示されます。
- [シンプル ドリル動作]: ドキュメントをドリルしたときに、データの新しい表示が開くかどうかを指定します。
ページの最下部のドロップダウンで、選択を現在のプロジェクト適用するか、または Intelligence Server に保存されたアクセス可能なすべてのプロジェクトに適用して、[適用] をクリックします。
すべてン基本設定をリセットするには、「デフォルト値をロード」を参照してください。