Version 2021

地理空間データを表示する準備

MicroStrategy Web は地理ロールを使用して、マップおよび地理空間サービス ビジュアリゼーションに地理データを表示します。このトピックでは、以下の種類のビジュアリゼーションに表示する地理データを準備する方法について説明します。

  • マーカーを使用した地理空間サービス ビジュアリゼーション

  • マーカーによるマップ ビジュアリゼーション

  • 密度領域によるマップ ビジュアリゼーション

データ インポート のプロセス中に、MicroStrategy Web は都市や経度の情報などの地理ロールを自動的に割り当てます。地理ロールをインポート中に割り当てることもできます。

データが既に Web にインポートされている場合は、次の方法で地理ロールを割り当てることができます。

  • 1 つのアトリビュートを定義し、それに地理ロールを割り当てることによって、それに含まれる地理情報の種類を識別することができます。MicroStrategy Web は、"国"、"州"、"都市"、"郵便番号" または "位置" 地理ロールを割り当てたデータ列へ、緯度情報と経度情報を自動的に追加します。

    データ ソースには会社の現地オフィスがある都市名が含まれます。複数の都市の名前を含む "都市" というアトリビュートを作成して、それに "都市" 地理ロールを割り当てることができます。MicroStrategy Web は、各都市の緯度情報と経度情報を、"都市" アトリビュートに自動的に追加します。その後、"都市" アトリビュートを使用して、ビジュアリゼーション内の地図マーカーの緯度と経度の情報を提供することができます。

    MicroStrategy は、アトリビュート フォームをアトリビュートに追加して、緯度と経度の情報を追加します。アトリビュート フォームは、追加の説明的情報を提供するアトリビュートのコンポーネントです。アトリビュート フォームは、地理ロールが割り当てられたアトリビュートを使用してデータを表示したときに、マップまたは地理空間サービス ビジュアリゼーションの [エディター] パネルに表示されます。"都市" アトリビュートの補足の緯度と経度の情報は、City@Latitude と City@Longitude というアトリビュート フォームに含まれます。詳細はビジュアリゼーションに表示されるアトリビュート フォームの選択を参照してください。

  • 各場所に緯度情報と経度情報を提供する、2 つの別のアトリビュートを定義します。

    データ ソースには、会社の各店舗の緯度情報と経度情報が含まれます。まず、各店舗の緯度を含むアトリビュートを作成し、それに "緯度" 地理ロールを割り当てます。次に、各店舗の経度を含むアトリビュートを作成し、それに "経度" 地理ロールを割り当てます。その後、この "緯度" と "経度" という 2 つのアトリビュートを使用して、ビジュアリゼーション内の地図マーカーの緯度と経度の情報を提供します。

地理ロールの割り当て

  1. [データセット] パネルで、地理ロールを割り当てたいアトリビュートを右クリックして、[地理を定義] を選択します。
  2. ドロップダウン リストから、地理タイプを選択します。後で地理タイプを削除する必要がある場合は、[なし] を選択できます。
  3. 郵便番号などの一部の地理タイプを選択すると、作成できる新しいアトリビュート (たとえば、"郡""州""郵便番号" など) にチェックボックスが表示されます。追加のアトリビュートを作成するには、該当するチェックボックスを選択します。
  4. [OK] をクリックします。