Version 2021

[共有] ダイアログ ボックス

[共有] ダイアログ ボックスを使用して、オブジェクトのアクセス コントロール リスト (ACL) を編集することによって、オブジェクトにアクセスできるユーザーまたはユーザー グループ、およびそのアクセス レベルを指定することができます。たとえば、ユーザーがレポートを表示および実行できるようにしたり、ユーザーにフル コントロールを与えてインテリジェント キューブへの許可を割り当てたりすることができます。[フル コントロール] などの既存の許可レベルを選択するか、またはユーザーまたはユーザー グループに割り当てる特定の許可を選択することができます。

リンクをメール送信したり、リンクを [共有] ダイアログ ボックスに表示してからコピーしたりして、オブジェクトへのリンクを共有することもできます。手順は、オブジェクトへのリンク URL の共有を参照してください。

フォルダーの権限を変更する場合、変更内容はフォルダーと後で作成されるフォルダーに作成されるすべてのオブジェクトに適用されます。これらの変更は、[すべての子オブジェクトの許可を上書き] チェックボックスを選択しない限り、許可を変更する前に既にフォルダーに存在していたオブジェクトには適用されません。たとえば、いくつかのレポートを含むフォルダーに、アナリストのグループに対して [変更] 権限レベルを割り当てます。選択したアナリストは、後にこのフォルダーに作成した新規レポート、ドキュメントまたは他のオブジェクトに [変更] アクセス権が付与されますが、既にフォルダーにあったレポートの権限は変更されません。[すべての子オブジェクトの許可を上書き] チェックボックスを選択した場合は、選択されたアナリストはフォルダー内の既存のレポートを変更できます。

次の表に、ユーザーまたはユーザー グループに割り当てることができる許可レベル、および各許可レベルの説明を示します。これらの許可は、インテリジェント キューブ以外のすべてのオブジェクトに使用可能です。ACL の概要と例を含む、各レベルに使用可能な具体的な許可の詳細および各許可の説明は、System Administration Help を参照してください。

許可レベル

付与または拒否される許可

説明

View

ブラウズ、読み取り、使用、実行

オブジェクトを表示する許可を与えます。

変更

ブラウズ、読み取り、使用、実行、書き込み、削除

オブジェクトを表示および変更する許可を与えます。

フル コントロール

ブラウズ、読み取り、使用、実行、書き込み、削除、コントロール

オブジェクトの表示、変更、および削除を含む、オブジェクトについてのすべての許可を与えます。ユーザーは、オブジェクトについての許可を、他のユーザーに与えることもできます。

すべて拒否

すべての許可を拒否

オブジェクトについてのすべての許可が明示的に拒否されます。ユーザーは、オブジェクトをブラウズ、表示、および変更できません。

この許可は、ユーザーが他のソースから継承するすべての許可よりも優先します。

カスタム

許可のカスタムの組み合わせ

オブジェクトについての許可のカスタムの組み合わせを与えます。

許可を表示するには、「カスタム」という語の上にカーソルを置きます。それぞれの割り当てられた許可の最初の文字が表示されます。全面的な許可は、ポップアップ ツールに表示されます。

次の表に、インテリジェント キューブへのアクセスについてユーザーに割り当てることができる許可レベルのリストを示します。

許可レベル

付与または拒否される許可

説明

消費

ブラウズ、読み取り、使用

インテリジェント キューブを使用するレポートを作成または実行する許可を与えます。

追加

ブラウズ、読み取り、使用、実行

インテリジェント キューブの再公開または更新、およびインテリジェント キューブを使用するレポートの作成および実行の許可を与えます。

共同作業

ブラウズ、読み取り、使用、実行、書き込み、削除

[追加] 許可レベルに含まれるすべての許可を与えます。ユーザーは、インテリジェント キューブを変更することもできます。

フル コントロール

ブラウズ、読み取り、使用、実行、書き込み、削除、コントロール

インテリジェント キューブの変更、更新、およびそれを使用したレポートの作成または実行を含む、インテリジェント キューブについてのすべての許可を与えます。この許可レベルを持つユーザーは、インテリジェント キューブについての許可を他のユーザーに与えることもできます。

すべて拒否

すべての許可を拒否

インテリジェント キューブについてのすべての許可が明示的に拒否されます。ユーザーは、インテリジェント キューブをブラウズ、表示、および変更できません。

この許可は、ユーザーがほかのソースから継承するすべての許可を上書きします。

カスタム

許可のカスタムの組み合わせ

オブジェクトについての許可のカスタムの組み合わせを与えます。

Web でオブジェクトへユーザーまたはユーザー グループに許可を付与するには

あらかじめ以下を済ませておいてください。

  • オブジェクトについての許可を他のユーザーまたはユーザー グループに割り当てるには、オブジェクトの [コントロール] 許可を持っている必要があります。
  • [Web オブジェクトの共有エディターの使用] 権限を保持している必要があります。
  • アドミニストレーターが、サーバー名およびポート番号などのセッション情報を MicroStrategy Web で表示されるページの URLに含めるよう選択している必要があります。この設定についての詳細は、Web アドミニストレーター ヘルプを参照してください。
  1. オブジェクトのフォルダーの場所から、dossier、ドキュメント、またはレポートを実行したとき、または dossier を Web にアップロードしたときに、許可を割り当てることができます。以下のいずれかを実行します。
    • オブジェクトのフォルダーの場所に移動します。オブジェクトを右クリックして、[共有] を選択します。
    • 開いた dossier、ドキュメント、またはレポートから、[ホーム] ツールバーの [共有] アイコン [共有] アイコン をクリックします。
    • ドキュメントがプレゼンテーション モードで開いた場合は、右側のメニュー アイコン メニュー アイコン (ハンバーガー) をクリックして、[共有] を選択します。
    • ドシエをインポートまたはアップロードします。[正常にアップロードされました] ダイアログボックスで、[Dossier を共有] をクリックします。
    • [共有] ダイアログ ボックスが表示され、[アクセス権を持つ] にリストされているオブジェクトに対して許可を持つユーザーおよびユーザー グループが示されます。
  2. 以下のいずれかを実行します。
    • オブジェクトへのパブリック アクセスをすばやく許可するには、[パブリック] チェックボックスを選択します。[パブリック] チェックボックスは、プロジェクトにゲスト アクセスが有効になっている場合に使用できます。ユーザーは、オブジェクトを表示するためにログインする必要はありません。
    • すべてのユーザーにオブジェクトへのアクセスをすばやく許可するには、[すべてのユーザー] チェックボックスを選択します。[すべてのユーザー] チェックボックスは、プロジェクトにゲスト アクセスが有効になっていない場合に使用できます。オブジェクトを表示するためには、ユーザーはログインする必要があります。
    • 各ユーザーまたはユーザー グループの名前を個別に入力するには、[ユーザーまたはユーザー グループをここに入力] フィールドに名前を入力します。入力した値と一致するユーザーまたはグループを含むドロップダウン リストが表示されます。ドロップダウン リストからユーザーまたはユーザー グループを選択します。
    • リストのユーザーまたはユーザー グループをブラウズして選択するには、[ブラウズ] をクリックします。ユーザー/ユーザー グループ ブラウザー が開きます。許可を割り当てる各ユーザーまたはユーザー グループの隣のチェックボックスを選択して、[OK] をクリックします。
  3. デフォルトでは、ユーザーまたはユーザー グループには [表示] 許可が与えられます。これを変更するには、許可ドロップダウン リストから、以下のいずれかを選択します。
    • リストから既存の許可レベルを選択するには、ユーザーまたはユーザー グループに割り当てる許可レベルを選択します。既存の許可レベルのリストおよび各許可レベルの説明は、上の表を参照してください。
    • 許可の特定の組み合わせを選択してユーザーに割り当てるには、[カスタム] を選択します。[カスタム許可レベル] ダイアログ ボックスが開きます。割り当てる許可を選択して、[OK] をクリックします。(各許可の説明は、 [カスタム許可レベル] ダイアログ ボックスを参照してください。)選択した許可が、許可ドロップダウン リストに自動的に表示されます。たとえば、ブラウズ (Browse)、読み取り (Read)、および書き込み (Write) の許可を選択した場合は、B, R, W がドロップダウン リストに表示されます。
  4. [追加] をクリックします。ユーザーまたはユーザー グループが、オブジェクトのユーザーのリストに追加されます。カスタムの許可レベルに割り当てられた特定の許可を表示するには、「カスタム」という語の上にカーソルを置きます。それぞれの割り当てられた許可の最初の文字が表示されます。全面的な許可は、ポップアップ ツールに表示されます。
  5. フォルダーの場合は、許可に対する変更は、フォルダーと、これ以降にそのフォルダー内に作成されるすべてのオブジェクトに適用されます。デフォルトでは、これらの変更は権限を変更する前から存在しているオブジェクトには適用されません。この動作を変更するには、[すべての子オブジェクトの許可を上書き] チェックボックスを選択します。こうすると、許可の変更は、フォルダー内の既存のオブジェクトに適用されます。
  6. [OK]をクリックします。

ユーザーまたはユーザー グループに付与された許可を変更するには

あらかじめ以下を済ませておいてください。

  • オブジェクトについての許可を他のユーザーまたはユーザー グループに割り当てるには、オブジェクトの [コントロール] 許可を持っている必要があります。
  • [Web オブジェクトの共有エディターの使用] 権限を保持している必要があります。
  • アドミニストレーターが、サーバー名およびポート番号などのセッション情報を MicroStrategy Web で表示されるページの URLに含めるよう選択している必要があります。この設定についての詳細は、Web アドミニストレーター ヘルプを参照してください。
  1. dossier、ドキュメント、またはレポートを実行したとき、または dossier を Web にアップロードしたときに、オブジェクトのフォルダーの場所から許可を変更できます。以下のいずれかを実行します。
    • オブジェクトのフォルダーの場所に移動します。オブジェクトを右クリックして、[共有] を選択します。
    • 開いた dossier、ドキュメント、またはレポートから、[ホーム] ツールバーの [共有] アイコン [共有] アイコン をクリックします。
    • ドキュメントがプレゼンテーション モードで開いた場合は、右側のメニュー アイコン メニュー アイコン (ハンバーガー) をクリックして、[共有] を選択します。
    • ドシエをインポートまたはアップロードします。[正常にアップロードされました] ダイアログボックスで、[Dossier を共有] をクリックします。
    • [共有] ダイアログ ボックスが表示され、[アクセス権を持つ] にリストされているオブジェクトに対して許可を持つユーザーおよびユーザー グループが示されます。
  2. 変更するユーザーまたはユーザー グループの [許可] ドロップダウン リストから、以下のいずれかを選択します。
  3. フォルダーの場合は、許可に対する変更は、フォルダーと、これ以降にそのフォルダー内に作成されるすべてのオブジェクトに適用されます。デフォルトでは、これらの変更は権限を変更する前から存在しているオブジェクトには適用されません。この動作を変更するには、[すべての子オブジェクトの許可を上書き] チェックボックスを選択します。こうすると、許可の変更は、フォルダー内の既存のオブジェクトに適用されます。
  4. [OK]をクリックします。

ユーザーまたはユーザー グループに割り当てられた許可を削除するには

あらかじめ以下を済ませておいてください。

  • オブジェクトについての許可を他のユーザーまたはユーザー グループに割り当てるには、オブジェクトの [コントロール] 許可を持っている必要があります。
  • [Web オブジェクトの共有エディターの使用] 権限を保持している必要があります。
  • アドミニストレーターが、サーバー名およびポート番号などのセッション情報を MicroStrategy Web で表示されるページの URLに含めるよう選択している必要があります。この設定についての詳細は、Web アドミニストレーター ヘルプを参照してください。
  1. dossier、ドキュメント、またはレポートを実行したとき、または dossier を Web にアップロードしたときに、オブジェクトのフォルダーの場所から許可を削除できます。以下のいずれかを実行します。
    • オブジェクトのフォルダーの場所に移動します。オブジェクトを右クリックして、[共有] を選択します。
    • 開いた dossier、ドキュメント、またはレポートから、[ホーム] ツールバーの [共有] アイコン [共有] アイコン をクリックします。
    • ドキュメントがプレゼンテーション モードで開いた場合は、右側のメニュー アイコン メニュー アイコン (ハンバーガー) をクリックして、[共有] を選択します。
    • ドシエをインポートまたはアップロードします。[正常にアップロードされました] ダイアログボックスで、[Dossier を共有] をクリックします。

      [共有] ダイアログ ボックスが表示され、[アクセス権を持つ] にリストされているオブジェクトに対して許可を持つユーザーおよびユーザー グループが示されます。

  2. 許可を削除するユーザーまたはユーザー グループの隣の [削除] アイコンをクリックします。
  3. フォルダーの場合は、許可に対する変更は、フォルダーと、これ以降にそのフォルダー内に作成されるすべてのオブジェクトに適用されます。デフォルトでは、これらの変更は権限を変更する前から存在しているオブジェクトには適用されません。この動作を変更するには、[すべての子オブジェクトの許可を上書き] チェックボックスを選択します。こうすると、許可の変更は、フォルダー内の既存のオブジェクトに適用されます。
  4. [OK]をクリックします。