リンク エディター

リンク エディターを使用してレポートまたはドキュメントにリンクを追加できます。リンクは、レポートまたはドキュメント (ソース) 内にある、別のレポート、ドキュメントまたはウェブ ページ (ターゲット) への接続です。

• リンクを使用してパラメーターを自動的に引き渡すことによって、ターゲットに含まれるプロンプトに回答することができます。たとえば、ユーザーは、地域ごとの売上を含むドキュメントを表示している場合、特定の地域をクリックして、その地域内の店舗の売上を表示する別のドキュメントを実行できます。
• リンクを使用して、ソースのセレクターで選択された値をターゲットのセレクターに自動的に引き渡すことができます。各ユーザーは、セレクターを使用してドシエを操作し、関心があるデータのサブセットのみ、または特定のアトリビュート エレメントまたはメトリックのみを表示できます。たとえば、地域売上ドキュメントに、年のセレクターも含まれているとします。ユーザーは、セレクターで特定の年を選択して、リンクをクリックすることによって、その年の各月の売上を表示する別のドキュメントを実行できます。
• ソースのドキュメントは、その基礎となっているデータセット レポートにリンクして、利益や費用の値を表示することもできます。

レポート内で、以下についてリンクを作成できます。

• アトリビュート、階層、メトリック、およびオブジェクト プロンプト。リンクは、レポートおよびドキュメントをターゲットにすることができます。
• ページバイ パネルのアトリビュート。リンクは、レポートおよびドキュメントをターゲットにすることができます。

ドキュメント内で、以下についてリンクを作成できます。

• アトリビュート、階層、メトリック、およびグリッド / グラフ内のオブジェクト プロンプト。リンクは、レポートおよびドキュメントをターゲットにすることができます。
• グリッド/グラフから、基礎となるデータセット レポートに。
• ウィジェット内のアトリビュート。リンクは、レポートおよびドキュメントをターゲットにすることができます。
• テキスト フィールドまたはイメージ。リンクは、レポート、ドキュメント、およびウェブ ページをターゲットにすることができます。

リンク エディターを使用してリンクを作成する手順を以下に示します。

リンクをレポートまたはドキュメントに追加するには

1. ドキュメントをデザイン モードで開くか、レポートの名前をクリックして実行します。
2. リンクを作成するオブジェクトを右クリックして、[リンクを編集] を選択します。リンク エディターが開きます。
3. グリッド/グラフまたはウィジェット上のオブジェクトからのリンクを作成するには、グリッド/グラフ内のアトリビュート ヘッダーまたはメトリック ヘッダーを右クリックし、[リンクを編集] を選択します。
4. リンク エディターに既にその他のリンクが表示される場合は、[新規作成] をクリックして新しいリンクを作成します。
5. [URL 表示テキスト] フィールドに、リンクの名前を入力します。この名前がリンクに表示されるので、ユーザーがリンクのターゲットを識別できるように説明的で意味のあるものである必要があります。
6. ウェブ ページにリンクするか、レポートまたはドキュメントへリンクするかによって、以下の該当する手順を実行してください。
   • ウェブ ページへリンクするには
     
     注意: MicroStrategy Web のプレゼンテーション モードまたは MicroStrategy Developer の PDF 表示で表示するためにデザインされたドキュメントへリンクを追加する場合は、リンクの代わりに、ハイパーリンクを使用してください。手順は、『ドキュメント作成ヘルプ』 を参照してください。
     1. [この URL へ移動] を選択します。このオプションは、ドキュメント内のテキスト フィールドまたはイメージからリンクを作成する場合に限り使用できます。
     2. [この URL へ移動] の下のフィールドに、ターゲット URL を入力します。後述の「追加のリンクを定義し、リンクの動作を指定するには」に進んで、手順を続行します。
   • モバイル デバイス上の画面にリンクするには:
     1. [これを実行] を選択します。
     2. [これを実行] ドロップダウン リストから、リンク先の画面を選択します。
     3. 後述の「追加のリンクを定義し、リンクの動作を指定するには」に進んで、手順を続行します。
   • レポートまたはドキュメントへリンクするには
     1. [実行するレポートまたはドキュメント] を選択します。
     2. [...](ブラウズ ボタン) をクリックして、ターゲット レポートまたはターゲット ドキュメントを検索して選択します。

プロンプトを含むターゲット レポートまたはターゲット ドキュメントにプロンプト回答を適用するには

1. [このレポートまたはドキュメントを実行] の下のボックスには、ターゲット レポートまたはターゲット ドキュメントに含まれるすべてのプロンプトのリストが含まれます。ボックスからターゲット プロンプトを選択します。
2. ドロップダウン リストから、プロンプト回答方法を選択します。それぞれのプロンプト回答方法の例は、『ドキュメント作成ヘルプ』 の「ドキュメントからのリンク」の章を参照してください。
   • ソース レポートおよびターゲット レポートまたはドキュメントの両方に同じプロンプト回答を使用する場合は、[ソースからの同一プロンプトで回答] オプションを選択します。このオプションを使用するには、ソースとターゲットのドキュメントで同じプロンプトを使用する必要があります。
   • ユーザーに、リンクをクリックしてターゲット レポートまたはターゲット ドキュメントを実行した後にプロンプト回答を入力させるには、[ユーザーにプロンプト] オプションを選択します。

   • ターゲット レポートまたはターゲット ドキュメントで、プロンプトを無視するには、[空の回答] オプションを選択します。ターゲットのプロンプトは無視され、プロンプトは回答されません。ソースからプロンプト回答は提供されず、ユーザーが回答を提供するようにプロンプトされることもありません。

     プロンプトが必須の場合は、プロンプト回答を提供する必要があるので、ユーザーがこのリンクをクリックしても、プロンプトが実行されます。

   • ターゲット内のプロンプトで、プロンプト デザイナーが定義したデフォルト回答を使用するには、[デフォルト回答を使用] オプションを選択します。このオプションを使用するには、ターゲット プロンプトにデフォルト回答が定義されている必要があります。デフォルトの回答とともにレポートを保存する手順は、レポートにデフォルト プロンプト回答を使用するかどうかを指定するにはを参照してください。デフォルトの回答とともにドキュメントを保存する手順は、『ドキュメント作成ヘルプ』 を参照してください。
   • ソースで選択されたオブジェクトを使用してプロンプトに回答するには、[動的に回答] オプションを選択します。このオプションは、アトリビュート エレメント プロンプトおよび値プロンプトにのみ使用できます。
   • ソースで選択されたオブジェクトを使用してプロンプトに回答するには、[現ユニットを使用して回答] オプションを選択します。このオプションは、階層プロンプトに対してのみ使用可能です。
   • ソース ドキュメントでユーザーが選択したオブジェクトの左側または上部のすべてのオブジェクトを使用して、ターゲット プロンプトに回答するには、[すべての有効なユニットを使用して回答] オプションを選択します。この方法では、リンクに対して選択されているものだけでなく、ソースのすべての関連する選択が渡されます。このオプションは、階層プロンプトに対してのみ使用可能です。
3. ターゲット レポートまたはターゲット ドキュメントのそれぞれのプロンプトに対して、上記の手順を繰り返します。

リスト内にないプロンプトに対してプロンプト回答方法を指定するには

ターゲット レポートまたはターゲット ドキュメントにまだ含まれていないプロンプト (たとえば、リンクを作成した後でターゲットに追加されるプロンプト) への回答方法を指定できます。この設定を行うには、[その他のすべてのプロンプト]を選択してから、プロンプト回答方法を選択します。以下のプロンプト回答方法があります。

• [ソースからの同一プロンプトで回答]
• [ユーザーにプロンプト] (デフォルト)
• [空の回答で回答]
• [デフォルト回答を使用]

セレクターを含むターゲット ドキュメントにセレクター値を適用するには

[すべてのセレクターの値を渡す] ドロップダウン リストから、セレクター値の方法を選択します。セレクターの値を引き渡す例は、『ドキュメント作成ヘルプ』 の「ドキュメントからのリンク」の章を参照してください。

• セレクターのソース アトリビュート (セレクターに表示されるオブジェクト) でセレクター値を一致させるには、[ソース アトリビュートでセレクターを一致] を選択します。
• セレクターの名前でセレクター値を一致させるには、[コントロール名でセレクターを一致] を選択します。

追加のリンクを定義し、リンクの動作を指定するには

1. 追加のリンクを作成する場合は、上記の該当する手順を繰り返します。同じオブジェクトに複数のリンクを作成することができます。
2. [新規ウィンドウで開く] チェックボックスを選択して、ターゲット レポートまたはターゲット ドキュメントを新しいウィンドウで開きます。これにより、ターゲット ドキュメントとソース ドキュメントを同時に表示することができます。このチェックボックスがクリアされている場合は、ターゲット レポート、ターゲット ドキュメント、またはターゲット ウェブ ページが開き、ソース ドキュメントを置き換えます。このオプションは、レポートまたはドキュメント内のすべてのリンクに適用されます。
3. オブジェクトに 1 つ以上のリンクがある場合、ユーザーがオブジェクトをクリックした場合に、デフォルトで、どのリンクを開くか指定できます。オブジェクトを右クリックし、リストからリンクを選択することにより、他のリンクにアクセスできます。デフォルトのリンクに設定するリンクをクリックして、[デフォルトに設定] をクリックします。デフォルトのリンクの詳細は、『ドキュメント作成ヘルプ』 の「ドキュメントからのリンク」の章を参照してください。
4. [OK]をクリックします。

関連トピック

レポート内のリンクについての詳細を含む、リンクの概要の詳細は、『上級レポーティング ヘルプ』を参照してください。

ドキュメント内のリンクについての詳細は、『ドキュメント作成ヘルプ』 の「ドキュメントからのリンク」の章を参照してください。