Version 2021

インテリジェント キューブにアクセスするレポートを作成するには

レポート作成およびデータ分析の要求のすべてを、データ ウェアハウスに対して実行しないで、インテリジェント キューブ内で実行することができます。いったんインテリジェント キューブが作成された後に公開されて、そのデータが使用可能になると、複数のレポートを作成して、インテリジェント キューブに接続することができます。また、キューブへの既存の接続を保持しながら、複数のインテリジェント キューブを統合して新しいデータセットを作り出すこともできます。詳細は、In-memory Analytics Help「インテリジェント キューブの統合」セクションを参照してください。

共有インテリジェント キューブでのレポート作成では、データがすでに集計されているので、データに即座にアクセスすることができます。このため、データ ウェアハウスにクエリするよりもずっと速く、レポート結果が返されます。共有インテリジェント キューブでのレポート作成では、派生エレメントを含む OLAP Services の機能のすべてを使用することができます。派生エレメントを使用すると、レポート内のアトリビュート エレメントをその場でグループ化して、分析や書式設定のためにレポートの新しい表示を提供することができます。

インテリジェント キューブに接続するレポートは、インテリジェント キューブ内で使用可能なデータのみに制限されます。これによって、確実にレポート結果が迅速に返され、また完全な ROLAP 分析が行われるのを防止します。レポート フィルター、コンソリデーション、およびカスタム グループは、インテリジェント キューブに接続するレポートには使用できません。個人用インテリジェント キューブとインテリジェント キューブの完全な比較は、In-memory Analytics Help を参照してください。

データ アクセス セキュリティを維持するためにセキュリティ フィルターが使用されている場合は、インテリジェント キューブに接続されたレポートのセキュリティ フィルターの解決において、いくつかの相違点があります。これらの相違の詳細は、In-memory Analytics Help を参照してください。

[Web インテリジェント キューブ レポートの定義] と呼ばれる Web Professional 権限が必要です。

インテリジェント キューブが作成され、公開されている必要があります。

インテリジェント キューブにアクセスするレポートを作成するには

  1. 任意のフォルダー ページで [作成] をクリックして、[新規レポート] をポイントし、[インテリジェント キューブ レポート] を選択します。
  2. これからレポートを作成する、保存済みのインテリジェント キューブへ、ブラウズして選択します。
  3. [選択] をクリックします。
  4. オブジェクトを [レポート オブジェクト] ペインからレポート グリッド内にドラッグしてドロップします。
  5. [レポートを実行] をクリックします。

関連トピック

レポートを作成するには

既存のテンプレートに基づいてレポートを作成するには

MDX キューブ レポートを作成するには