Version 2021
グラフ マトリックス ウィジェットでのデータの分析の概要
グラフ マトリックス ウィジェットを使用すると、いくつかのメトリック値にわたるさまざまな傾向をすばやく分析できます。このウィジェットを使用して、「時間別および地域別の対予測売上はどうなっているか」などという課題を評価できます。
グラフ マトリックス ウィジェットは、現在の値を表示するいくつかの領域グラフで構成されます。それぞれの領域グラフのその上には、予想値を示す線グラフもあります。ウィジェットを含むグリッド/グラフ レポートの行と列上のアトリビュートのエレメントのそれぞれの組み合わせごとに、1 つのグラフが表示されます。
たとえば下のウィジェットでは、レポートの行に "カテゴリ" アトリビュート エレメントが含まれ、列に "地域" アトリビュート エレメントが含まれています。4 つの地域と 3 つの製品カテゴリのデータが存在するので、12 個のグラフが表示されます。
地域と製品カテゴリの各組み合わせごとに、別個の領域グラフが作成されます。たとえば、ある領域グラフでは、"北東部" 地域の電子機器の数値のみに注目するとします。そのグラフ内の値は、四半期（X 軸上）と売上（Y 軸上）の全域にわたって描かれます。領域グラフの最上部にある線グラフは、売上予測メトリックの値、つまりこの会社が計上すると予測した売上額を表します。
特定の領域グラフをダブルクリックすると、それを最大表示することができます。グラフは、下に示すように、新しいウィンドウで開きます。
グラフ マトリックス ウィジェット内の各領域グラフは、上に示すとおり、以下の特徴を備えています。
- X 軸は、タイム スケールを示します。たとえば、X 軸で、週、四半期、または年を表すことができます。上の例では、X 軸は、四半期を表します。
- Y 軸は、メトリック値を示します。たとえば、Y 軸で、売上、利益、または売上数量を表すことができます。上の例では、Y 軸は、"売上" メトリックを表します。
- 領域グラフには現在の値が示されるので、時間の経過に伴って値がどのように変化するかを確認できます。
- 領域グラフの最上部にある線グラフは、予測（つまり、見込み）値を示します。
- 領域グラフの黒い参照線（上には表示されていない）は、表示している特定のグラフのみの平均を示します。
- 領域グラフの赤い参照線（上には表示されていない）は、グラフ マトリックス ウィジェットの同じ行内にあるグラフのすべてに対する平均のメトリック値を示します。これにより、ウィジェット内のグラフどうしを簡単に比較することができます。