Version 2021
ドシエの実行の一時停止および再開
Dossier Authoring で、アトリビュートやメトリックをビジュアリゼーションに追加し、あるいはフィルターを修正すると、MicroStrategy はデータセットに問い合わせをおこない、計算を施して、ビジュアリゼーションを生成しようとします。
ドシエを設計する際、大容量のデータセットを処理することになれば、こういったアクションでかなりの時間を取られる可能性があります。そこで、いつでもドシエの実行を一時停止し、アクションごとにビジュアリゼーションの更新処理を待つことなく、さまざまな編集を施せるようになっています。
- ツールバーの [ドシエの実行を一時停止]
をクリックしてください。 - 編集終了後はいつでも [ドシエの実行を再開]
をクリックして、ビジュアリゼーションを更新できます。
一時停止中は、編集しても効果が現れないように見えます。この間に、編集を施し、ビジュアリゼーションのタイプを切り替え、フィルターを追加、変更するなど、さまざまなことができます。
データの更新を要する編集操作がいくつかあります。一時停止中はそういった編集ができません。[ドシエの実行を再開]
をクリックすれば実行できるようになります。
ドシエが一時停止中のフィルター
一時停止中、フィルターを新規に作成し、選択内容を修正し、さらにはターゲットを定義することも可能です。
[フィルター] パネルでビジュアリゼーション フィルターを定義する、同じページや別のページにある他のビジュアリゼーションをターゲットとして設定する、高度なフィルターをビジュアリゼーションに追加する、などといった処理を、コンテキスト メニューの [フィルターを編集 ...] で実行できるのです。
一時停止中に [フィルター] パネルで施した変更事項は、再開すると適用されます。[フィルター] パネルのコンテキスト メニューで、[自動適用フィルター] を無効にしていても同様です。
一時停止中にフィルター ターゲットを定義
一時停止中でもフィルター ターゲットの定義は可能ですが、親フィルターの選択が変わったとき、ターゲット フィルターを更新するためには、実行を再開する必要があります。[ドシエの実行を再開]
をクリックして、フィルターを適用するエレメントのスタイル (チェックボックス、ドロップダウン、ラジオ ボタンなど) のリストを更新してください。
[フィルター] パネルでの選択の結果、ビジュアリゼーションのデータがすべて除外されることがあります。この場合、ドシエの実行を再開した後、[フィルター] パネルで選択を更新してください。
実行せずに直接ドシエを開く
一時停止モードで、ドシエを直接開くことができます。これが有用なのは、ちょっとした編集がしたくなった場合です。ドシエがビジュアリゼーションを表示するまで待つ必要がありません。また、実行に失敗するデータセットがある場合でも、ドシエを編集できることになります。実行に失敗するとは、例えば、メモリ内キューブが公開されていない、ライブ接続データセットの外部データ ソースに接続できない、といった状況です。
データセットの置換や編集といったアクションも、ドシエの一時停止中に実行できます。
- 該当するドシエを見つけます。
- ドシエを右クリックし、[編集] を選択します。
