ページごとにデータをグループ化するには: ページバイ

レポート上に非常に大量のデータがある場合、論理的なサブセットにグループ化して一度に 1 つのサブセットのみを表示するようにすると、データの扱いがより容易になります。データをサブセットにグループ化するには、ページバイ機能を使用します。ビジネス データを分割したサブセットはページと呼ばれ、レポート中のページをめくりながら一度に 1 つのデータ サブセットを表示できます。

ドキュメントをグループ化することもできます。例は、ドキュメントのグループ化: ページバイを参照してください。

たとえば、次のレポートは、"Region"（地域）、"Manager"（マネージャー）、および "Employee"（従業員）の給与支出を示します。"Region" を [ページバイ] 領域に配置し、"Manager" と "Employee" の給与支出データを一度に 1 地域ごとに表示することができます。レポートのすべてのデータは表示されますが、より小さく管理しやすいセクションにグループ化されます。

アトリビュートとメトリックはレポートのページバイ領域で使用されるオブジェクトとして最も一般的ですが、レポートに表示される大部分のオブジェクトをページバイで使用できるようにすることができます。以下のオブジェクトのいずれかをページバイできます。

• 属性
• メトリック
• 階層
• コンソリデーションおよびカスタム グループコンソリデーションとカスタム グループの詳しい説明は、『上級レポーティング ヘルプ』 を参照してください。
• 大部分のオブジェクト プロンプト。特に、アトリビュート、階層、コンソリデーション、およびカスタム グループから構成されるオブジェクト プロンプト。メトリックを含むオブジェクト プロンプトは、レポートの行または列にメトリックが含まれていない場合に限りページバイ領域に配置できます。プロンプトの詳しい説明は、『基本レポーティング ヘルプ』 を参照してください。

ページバイ軸内で、アトリビュートまたは複合メトリックをドリルすることができます。詳しくは、 グリッド レポートをドリルするにはを参照してください。

この手順は、ページバイが有効になっていることを前提としています。ご使用のプロジェクトでのページバイの有効化または無効化は、御社のプロジェクト デザイナーが設定することができます。

オブジェクトを [ページバイ] 領域に移動するには

ページバイ領域には、複数のオブジェクトを配置できます。複数の関連するアトリビュートをページバイ領域に配置する場合は、その順序に注意してください。最初にページバイするオブジェクト（一番左）は、ほかのページバイ フィールドに表示されているエレメントに影響します。複数のオブジェクトをページバイ領域に配置する場合には、論理的な順序で左から右へ配置するようにします。

1. レポートの名前をクリックして、実行します。

2. [ページバイ] 領域を表示するには、[ツール] メニューで [ページバイ軸] を選択します。

   DHTML が無効化されている場合は、[実行] アイコン をクリックします。

3. レポートのオブジェクトのヘッダーを右クリックして [移動] を選択し、[ページバイ軸へ移動] を選択します。

   ページバイ領域にメトリックを移動するには、レポート上の単語の [メトリック] を右クリックして、[ページバイ] を選択します。すべてのメトリックをまとめて移動する必要があります。あるメトリックをページバイ領域に配置し、別のメトリックをレポート グリッド上に配置することはできません。

レポートは自動的に再表示され、現在のページバイ フィールドに示されたデータ サブセットのみが表示されます。ページバイ フィールドのドロップダウン リストからオプションを選択し、表示されるデータ サブセットを変更できます。

[ページバイ] 領域で、オブジェクトの位置を変更できます。[ページバイ] 領域でオブジェクトを右クリックして [移動] を選択し、必要に応じて [列に移動] または [行に移動] を選択します。

関連トピック

ページバイ領域からオブジェクトを削除するには